那須 温泉神社(湯本園地) ― 2013年04月28日
狩ノ三郎行広が白鹿を追っている最中に温泉を見つけたことに由来し、630 年に創立されたと伝えられる神社です。
源平合戦で有名な那須与一が祈願した神々の一つとしても知られています。
愛宕神社
由来とか細かい事は解りませんが、とにかくこの階段が印象的で登ってみたくなりました。 階段は予想以上に急で、ちょっと恐怖を感じました。
えらい苦労して登って来たわりにはシンプルですね...。
大和さざれ石
「君が代」の歌詞で使われてるさざれ石です。 さざれ石とは、小さな石の間を炭酸カルシウムなどが埋める事によって大きな石の塊になった物です。
ちなみに、君が代の由来となったさざれ石は、岐阜県揖斐川町春日にあるそうです。
水琴窟
地中に埋めた甕の内部に落ちる水滴の音が、琴の音色のように聞こえる装置です。 庭園や神社などで見かけます。
三之鳥居
意外と長い参道の中間辺りにある鳥居です。
気付かずにスルーしましたが、「奉納那須与一宗隆」と書かれています。
思ったよりも古い鳥居のようです。
拝殿
地面を削っているような参道は珍しいかも知れません。
古来より、温泉が崇拝の対象になる事は多く、温泉神社は全国に存在するようです。 ここもその一つと言った所でしょうか。
千体地蔵
千体地蔵、賽の河原方面を上から見た所。 この神社でここが一番インパクトが強い場所だと思います。 荒地に無数の地蔵だけが並んでいます。
昔、奥州白川の蓮華寺に手の付けられない不良少年が預けられていました。 大人になっても悪行は止まず、この地を訪れた時、火炎熱湯が地面から噴き出し、過去を悔いたが時すでに遅く、苦しみながら亡くなりました。
その弔いの為に地蔵が建立されたとの伝説があります。
殺生石
殺生石周辺は今でも有毒ガスが噴出する為に立ち入り禁止です。
悪行を重ねていた白面金毛九尾の狐がインドか日本に渡来し、日本を滅ぼそうとしました。 陰陽師により正体がばれるとこの地まで逃れてきましたが、退治されました。 その後、狐は毒石となり近づく物を殺し続けましたが、泉渓寺の和尚の供養により、石は三つに割れ、その一つがここに残ったそうです。
盲蛇石
ある湯守がこの場所で休憩をしていた時、盲目の蛇を見つけました。
このままでは冬が越せないと思い小屋を作ってあげました。 翌年訪れると蛇の姿はなく、代わりに輝く湯の花がありました。 湯の花のつくり方はこの蛇によって教えられたとの伝説があります。
何気に立ち寄ってみた場所ですが、思ったよりも見所の多い場所でした。
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://hiros-info.asablo.jp/blog/2013/04/28/8005277/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。