観音正寺~観音寺城(2) ― 2015年05月06日
前回の続きです。
観音正寺の休憩所で 100名城のスタンプを入手後、観音寺城へ向かいます。 下に向かう階段が観音寺城への登り口です。 観音正寺から城跡までは 310 mなので近い場所にあります。
観音正寺からの横道を進むと、本丸へ続く階段が現れます。 この苔むした階段を登りきると本丸に辿りつきます。
本丸跡
階段を登りきると開けた場所に出ます。 この辺りが本丸跡になります。
本丸周辺でも当時の石垣跡が見れますが、思ったよりも当時の遺構が少ない印象を受けました。
平井氏屋敷跡
事前に本丸周辺の地形を調査していたので平井氏屋敷跡に行く事ができましたが、それが無かったら行く事は出来なかった思います。 事前調査がなければ本丸跡だけ見て帰ってたかも知れません。
平井氏とは、六宿老と呼ばれた六角氏の重臣の一人。 平井氏の娘は浅井長政の妻となりましたが、長政は信長との政略結婚によりお市と結婚した為に離縁されました。
落合氏屋敷跡
平井氏屋敷跡から先に進み、落合氏屋敷跡へ。
調べてみましたが、残念ながら落合氏については良く解りませんでした。
来て見て思いましたが、この山城、本丸よりも周辺に見所の多いので、観音正寺から来られた方は見逃している人も多いのでは?と思いました。
事実、本丸周辺では人に出会いましたが、平井丸以降はだれにも合ってません。
池田氏屋敷跡
今回の訪問計画では最先端となる池田氏屋敷跡に到着しました。
池田氏は、佐々木家の旗頭を勤めた名家だそうです。
全体が石垣に囲まれていた当時の様子が良く解ります。
しかし、これだけの規模の山城であれば、そう簡単には落ちない様に思えますが、実際は何度も敵に奪われています。 六角氏も篭城戦は行わなかったそうなので、不思議な山城です。
そろそろ観音正寺へ戻る事にします。
一度、平井丸へ戻り、その手前の横道に入り、三の丸へ向かいます。
三の丸
気づかずに通りすぎそうになりました。 奥の方に石垣が見えます。 ここをも少し進むと、最初に本丸へ行く為に登った階段にたどり着きます。
観音正寺へ戻ります。 なかなか良い山城でした。 堪能できました。
観音正寺の手前で風景を一枚。 いい眺めです。
観音正寺で休憩後、駐車場への急な階段を下ります。 結構、膝に来ます。
良い山城ですが、下から登ったらかなりキツイと思います。 また、観音正寺から向かう場合でも、事前に地図などを入手しておいた方が堪能できると思います。
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