彦根城2015年05月07日

彦根城は、滋賀県彦根市にある井伊家の居城です。 天守、多聞櫓は国宝指定を受けています。 現存12天守、国宝4天守の一つです。
関が原の戦いの後、この地を治める事になった井伊直政が築城を計画しましたが、建築前に死去。 後継ぎが幼少だった為、家老の木俣守勝が意志を継いで築城を開始しました。 1606 年に後継ぎである直継が入城。
彦根城・堀

京橋口門跡
最初に苦労したのはバイクが止められる駐車場が見つからない事。 しばらくうろついて、京橋口駐車場の観光バス用の場所に止められる事が解ったので、そちらに駐車。 歩いて彦根城へ向かう途中にあるのが京橋口門跡。
生活道路としてそのまま使用されているので、シケインのようです。
彦根城・京橋口門跡

旧西郷屋敷長屋門
京橋口門跡を通過すると、左手に大きな建物が見えます。
旧西郷屋敷長屋門が建てられたのは 1742 年。 明治16年に現在の位置に移築されました。 (この場所は裁判所の敷地内だと思います。)
彦根城・旧西郷屋敷長屋門

大手門
駐車場から一番近い入り口は大手門側なので、大手門へ向かいます。
100 名城のスタンプ置き場は表門の券売場なので、大手門から入場して反対側へ周ります。
彦根城・大手門の橋

天秤櫓
100 名城のスタンプを入手する為、天秤櫓の下を通過して表門へ。 
無事、100 名城のスタンプを入手後、天秤櫓へ引き返します。
彦根城・天秤櫓

彦根城・表門から天秤櫓へ

天秤櫓は長浜城大手門を移築した物とされています。 1854 年の修理では石垣も積み変えており、良く見ると、右側と左側では石垣の積み方が異なります。 向かって左側は 1854 年の修理で積み替えられた「落し積み」、右側が築城当時の「牛蒡積み」。 「落と積み」の方が石が綺麗に加工されています。
彦根城・天秤櫓

彦根城・天秤櫓内部

太鼓門櫓
天守への最後の砦がこの太鼓門櫓になります。
この櫓も他から移築された物で、当初は彦根寺の山門との説が有力でしたが昭和31年の解体修理により、他の城の城門である事が判明しました。
彦根城・太鼓門櫓

彦根城・太鼓門櫓

天守
天守は思ったよりもこじんまりして、なんとなく犬山城に似ている印象を受けました。 ひこにゃんは時間が合わなかったので、とりあえず看板で...。
彦根城の築城は 1604 年に始まり、完成までには20年ちかい歳月がかかりました。 解体修理時の調査により、天守の完成は 1607 年頃とされています。 
彦根城・天守

彦根城・天守

当初、彦根城へは連休最終日に訪れる予定でした。 ただ、「朝10時でも天守へ登るのに1時間待ち」との情報を得たので急遽予定を変更しました。
待ち時間0で入る事が出来たので、平日に来て正解です。 
彦根城・天守内部

彦根城・天守

この3階3重の天守、大津城からの移築とされてます。
彦根城・天守

着見櫓跡
この場所には着見台と称していた2階建ての櫓がありました。 明治初年に取り壊され、現在では展望台になっています。
彦根城・着見櫓跡

西の丸三重櫓
彦根城の北側の西の丸は、現在は公園のような感じになっています。
西の丸の一番奥に重要文化財でもある、三重櫓があるのでそちらへ向かいます。
彦根城・西の丸

彦根城には3階建の建物は3つありましたが、現存するのは天守と、この西の丸三重櫓になります。 この櫓は深い堀切にそって建てられおり、上から見ると「く」の字型になります。 小谷城の天守を移築したとの説もありますが、はっきりとした痕跡は見つかっていません。
彦根城・西の丸三重櫓

彦根城・西の丸三重櫓内部

彦根城・西の丸三重櫓

彦根城・西の丸三重櫓

堀切と出郭
櫓の石垣の高さも加わり、かなり落差がある堀切です。 橋が落とされると入城するのは困難だったと思います。 堀切の先にあるのが馬出しの機能をもった出郭になります。
彦根城・堀切

彦根城・出郭

国宝天守のある城郭は例外なく大型連休中は混在するので避けた方が無難です。 とは言っても調整するのは難しいですが..。
彦根城のチケットは玄宮園とセットなので、そちらへ向かいます。