比叡山延暦寺(西塔) ― 2015年05月08日
奥比叡ドライブウェイに入り、さらに奥にある西塔に向かいます。
東塔と比べると西塔は自然と一体化した感じで、物静かな心地よい場所です。 西塔は第2世天台座主寂光大師円澄によって開かれたので、東塔よりは少し後にできたようです。
西塔の駐車場もガラガラなのでバイクを好きな所に止めます。 やはり平日に来て正解です。 最初は東塔側へ戻る感じになりますが、浄土院へ向かいます。
浄土院
西塔の駐車場から予想以上に距離があるので時間が無い場合はご注意を...。所属は東塔地域になるそうです。
浄土院は、伝教大師の遺骸を 854 年に移して安置した場所です。
地図を見ると、この建物の裏手に伝教大師廟がありそうですが、行き方がわからず、迷惑をかけても良くないのでここまで。
この先に山王院がありますが、戻るのが大変そうなので、今回は見送り。 地図で見た感じだと、東塔から歩いた方が近そう。 比叡山は、バス+徒歩での散策も良さそうな場所です。
椿堂
名前の由来は、昔、比叡山に聖徳太子が登った時に使った椿の杖をこの場に残した所、椿が育ったとの言い伝えからです。 本尊は千手観世菩薩になります。 現在のお堂は、1704 年に再建された物で、少し外れた小道にひっそりと建っています。
箕淵弁才天
参道の脇にあった箕淵弁才天。 細かい由来などは良く解りませんでしたが、独特のオーラが出ていたので引き込まれました。
にない堂(法華堂、常行堂)
法華堂と常行堂は唐破風造の廊下で結ばれています。 廊下を「にない棒」に見立てて、両方合わせて「にない堂」と呼ばれています。 1595 年に建立されました。
釈迦堂
西塔の中心をなす建物で、転法輪堂の方が正式名称で、釈迦堂は、本尊からの呼称です。 延暦寺に現存する最古の建物で、秀吉により三井寺の金堂を 1596 年に移築した物です。 建物自体は、1347 年に建てられたと記録されています。
鐘楼
釈迦堂脇の階段を登った所にある、古びた鐘楼。 いつ頃から建っているのか解りませんが、いい感じに古びた鐘楼です。 使われているのでしょうか?
恵亮堂
恵亮和尚を本尊としている建物です。 恵亮和尚は、京都の妙法院を創建しました。
西塔は、開かれたのは東塔より後ですが、こちらの方が全体的に古びた建物が多い印象を受けます。 個人的にはこちらの方が落ち着く感じがあって気に入っています。
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