日光山 中禅寺2017年07月15日

中禅寺は中禅寺湖の畔にある日光山輪王寺の別院で、一本の木から彫られた立木観音で知られています。 勝道上人によって784年に開基されたと伝わります。
仁王門前の駐車場はそれほど広くはありませんが、周辺には他にも多くの駐車場があるので、非常に混雑する東照宮よりは楽に参拝できます。

仁王門
建立年代とか詳細は不明です。 ただ、中禅寺は元々、男体山登拝口付近にありましたが、1902年の大山津波により甚大な被害を受け、現在の場所へ移された経緯があります。
見た感じ、それほど古くは無さそうなので、移転後の建物のように思えます。
中禅寺・仁王門

今にでも向かってきそうな金剛力士像は迫力があります。
中禅寺・仁王門

中禅寺・仁王門

諸願成就の梵鐘
仁王門を通ると鐘楼が見えてきます。 この鐘楼、自由に打つ事ができるので、参拝した時はぜひ鳴らしてみてください。
中禅寺・諸願成就の梵鐘

中禅寺・諸願成就の梵鐘

中禅寺・諸願成就の梵鐘

身代わり瘤
先に進むと、大きなコブが出来ている神木があります。
このコブは人々の病気の身代わりとなって出来たコブとの事。
中禅寺・身代わり瘤

このお寺は意外と団体客が多く、このコブはおばあちゃんに大人気。
人が引いた後、こっそり自分もコブを撫でて御利益にあやかります...。
中禅寺・身代わり瘤

愛染明王
愛染明王が縁結びとして信仰されているのは、愛欲に対する煩悩を悟りに変える力を持っているからでしょうか...。 他にも商売繫盛などの信仰とされる事もあり、なんだかんだで人の煩悩と関係している?
中禅寺・愛染明王

波之利大黒天(吉祥天特別公開)
ここからはお寺の人の案内付。
日光山開山 1250年を記念して、秘仏である吉祥天が特別公開されていました。
像は思ったよりも小さく、天上から吊るされた紐が像と繋がっています。 その紐を握ってお祈りをします。 そういえば、普段の主役である大黒天はどこに行ったのだろう...。
中禅寺・波之利大黒天

立木観音
ここに本尊となる「十一面千手観世音菩薩」が安置されています。
立木に対して直接仏像を彫った事から「立木観音」とも呼ばれており、下の方には根が残っているそうです。
1902年の大山津波では、この像も中禅寺湖に流出しましたが奇跡的に浮かび上がり、現在はこのお堂に安置されています。
高さ 6m もあり、迫力がある仏像ですが、優しい表情が印象的です。
中禅寺・立木観音

先ほどの立木観音が安置されている建物は丘の上の建物と繋がっており、お坊さんの案内を聞きながら内部を拝観する事ができます。
中禅寺

一番上の建物から中禅寺湖を眺める。
天気はいまいちですが、素晴らしい眺めです。 そうえば、中禅寺湖の名前はこの寺の名称から付いたとか...。
中禅寺

中禅寺

中禅寺

さて、次の目的地に向かうか...。
中禅寺


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