京都府 東寺 ― 2017年11月23日
桓武天皇による平安京への遷都後の796年に東寺の創建が始まります。 その時、対になるように西寺も創建されましたが、こちらは現存してません。
823年、弘法大師空海が東寺を賜ると、東寺の本格的な造営が始まります。
応仁の乱による被害は受けなかったようですが、1486年の文明の土一揆で多大な被害を受けます。 その後も落雷や地震などの被害を受けますが、復興され現在に至ります。
今回は、北野天満宮のライトアップからの移動になります。 交通渋滞を避ける為、バスで烏丸今出川に移動して地下鉄に乗り換えます。 地下鉄で九条駅まで移動した後、徒歩で東寺に向かいました。 東寺に着いて驚いたのは、入場待ちの長蛇の列です。 南大門の先まで順番待ちの列が続きました。 約30分待って入り口の慶賀門へ。
宝蔵の周りが水堀のようになっており、ライトアップされた五重塔や樹木が写り込んで美しいです。 ただ、滅茶苦茶混雑していて写真を撮るのも大変です..。
宝蔵
先ほどのライトアップで建物が写り込んていたのは、この宝蔵の水堀です。
東寺最古の建物らしく、瓦などは平安時代の物らしいです。
この校倉造りの宝蔵には、大切な密教の法具などが収められています。 周辺に水堀まで備えている宝蔵は、他で見た記憶が無いですね...。
瓢箪池周辺の様子。
東寺のライトアップは、割と最近になってから行われるようになったのですが、中々の物です。
これだけ大勢の人が訪れる理由が解ります。
五重塔
東寺の五重塔は落雷などにより四回も焼失しており、現在の五重塔は1644年に建立された物です(国宝建築物)。 内部には、東西南北それぞれに如来像が安置されていますが非公開で、正月三が日のみ公開されます。
高さ 55m は現存する古塔の中では最も高い部類に入ります。
金堂
薬師三尊と十二神将が安置されている金堂です。 こちらも国宝建築物です。
1486年に土一揆で焼失し、1603年に豊臣秀頼の寄進により再建されたのが現在の金堂です。
本尊の薬師如来坐像は、台座、光背を含めると高さ 10m もあり、迫力があります。
ライトアップ中も内部の拝観が可能で、多くの人が参拝していました。
講堂
講堂も 1486年の土一揆で焼失しており、1491年に再建されたのが現在の建物です。 金堂と比べると、かなり早い段階で再建されたようです。 こちらも国宝建築物です。
二十一体の仏像が安置されており、中心の如来五体を囲む十五の仏像は全て国宝です。
(残り1体の金剛波羅蜜多菩薩像は「国宝附指定」。)
最後に、お土産の饅頭を買って撤収しました。
やはり、20:00 を過ぎると人が減ってくるようです、 東寺のライトアップは 21:30 までと、他より遅くまで行われているので、少し遅めに来るのも良い方法かと思います。
今日は、始発で京都に移動し、夜まで歩きっぱなしだったので疲れました...。
これから京都駅まで歩いて移動し、やっとホテルで休める...。
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