鹿児島県 ミュージアム知覧、知覧特攻平和会館 ― 2018年05月01日
知覧城の散策後、続100名城のスタンプを押す為にミュージアム知覧を訪問します。
当初はここの駐車場にバイクを停めて歩いて知覧城に向かう予定でしたが、博物館の開館時間よりもだいぶ早く着いたので散策後に訪問しました。
続100名城はここの受付付近にあります。
ミュージアム知覧には、知覧城の事以外にも、この地域の歴史や生活に関する資料などが展示されています。 館内の撮影は確認しなかったので止めときました...。
知覧特攻平和会館
太平洋戦争中、この辺りには特攻隊の基地がありました。 知覧特攻平和会館には、この基地から戦地に向かった特攻隊兵士の遺書などが展示されています。
ミュージアム知覧との共通券を購入したのでことらの博物館も見学します。
(こちらの博物館の方が明らかに訪問者が多いですが...。)
零式戦闘機52丙型
館内は撮影禁止ですが、このコーナーのみ撮影が許可されています。
手打港沖合に不時着した零戦を、昭和55年に目撃情報を元に引き上げた物です。
胴体部分は不時着時に切断されたようです。
あえて修復せずに引き上げた状態のまま展示している感じです。
切断面からコックピットを見た所です。
運動性能をギリギリまで高める為、ギリギリまで余計な物をそぎ落としています。
防御なんて二の次の構造ですね...。 ボディもペラペラです。
三角兵舎
半分地下に埋まっていた、当時の特攻隊員の宿舎を復元した物です。
カムフラージュする為に松林の中に隠れるように建てられていたようです。
隊員は、ここで2、3日過ごした後に戦地に向かって飛び立って行きました。
最後の数日、どんな思いで過ごしたのでしょうか....。
特攻平和観音堂
戦地に散っていった特攻隊員 1036人の為に建立された観音堂です。
ここには法隆寺の夢違観音を特別な許しを得て謹鋳した像を安置しています。
T-3練習機
2005年に退役した航空自衛隊の練習機が展示されていました。
一式戦闘機 隼
映画の撮影の為に復元された物なので実機ではありません。
陸軍の主力戦闘機でしたが、隼も多くの機体が特攻機として使用されました。
特攻隊員像が現代の世を見守ります。
正直、知覧特攻平和会館の展示物を観るのは辛かったです...。 しかし、今の平和がこのような犠牲の上に成り立っている事は知るべきだと思います。 知覧に行った時は立ち寄るべき場所かと思います。
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