群馬県 碓氷第3橋梁(めがね橋)2018年07月15日

群馬県安中市にある鉄道橋跡で、「めがね橋」とも呼ばれています。
観光案内などで、々見かけますが場所が分からず訪問する事はありませんでした。
今回、世界遺産、荒船風穴を訪問する途中に寄り道する事にしました。
駐車場はそれなりの広さがありますが、訪問者が多く、常に多くの車が停まっている状態でした。 バイクは駐車場端の空スペースに停めました。
碓氷第3橋梁・めがね橋駐車場

駐車場から 300m ほど歩くとめがね橋が見えてきます。 雰囲気的には南禅寺の水路に近いのですが、桁違いにサイズが大きいです。
1892年に竣工した煉瓦造りの鉄道橋で、イギリス人技師パゥネルと古川晴一が設計しました。
この上を鉄道が走れるだけの強度がある訳ですから、この巨大な橋を眺めるだけで当時の技術力の高さが感じ取れます。
碓氷第3橋梁

碓氷第3橋梁

碓氷第3橋梁

めがね橋の上にはこの階段から登る事ができます。
ここでも「熊注意」の注意書きが...。
碓氷第3橋梁・登り路

6号トンネル
階段を登って右側にあるのが6号トンネル。
写真では判りませんが、中から冷気が白いモヤとして出てきてます。 中に入ると本当に涼しくて、外に出るのが嫌になります...。 このトンネルの先は第10トンネルまで続き、熊ノ平駅跡へと通じてますが、距離が 1.2km あるので止めときました。
碓氷第3橋梁・6号トンネル

碓氷第3橋梁・6号トンネル

碓氷第3橋梁・6号トンネル

鉄道橋の上を歩見てみます。
この橋が実際に使用されていたのは 1893 ~ 1963年の間で、急勾配だった為、アプト式が採用されました。 アプト式とは登山列車で使用されるシステムで、通常のレールとは別に歯車のような車輪を専用のレールに引っ掛けて急勾配を登ります。
速度が非常に遅かった為、新線の開通によりこの路線は廃止されました。
碓氷第3橋梁

橋の上から新線と思われる鉄道橋が見えます。 新線も、1997年に廃線となっています。
現在は 3km 先の山の中を北陸新幹線が通っています。
碓氷第3橋梁・新線

橋の上から国道を見た所。 結構な高さです。
煉瓦造りでこの高さは、中々のものです。
碓氷第3橋梁・国道を見下ろす

橋の反対側にある5号トンネル。
こちらは赤い照明が使われてました。 ちょっと印象が変わります。 演出ですかね?
昔の鉄道跡は、現在、「遊歩道アプトの道」としてJR横川駅の方まで繋がっています。
碓氷第3橋梁・5号トンネル

碓氷第3橋梁・5号トンネル

第5トンネルの出口に到着。
この先に第4トンネルがありますが、戻るのが面倒になるのでここで引き返す事にします。
碓氷第3橋梁・5号トンネル

よく見ると煉瓦の積み方が上の方と下の方で違うようです。
下の方は煉瓦を横向きにした段と縦向きにした段が交互に積まれてますが、上の方は横向きにのみで積まれています。 上の方はアーチ状に積むので横向きに積んでるのでしょうか?
碓氷第3橋梁・5号トンネル

碓氷第3橋梁・5号トンネル

所々にある壁の窪みは作業員の待避所でしょうか?
でも、ここに退避していて目の前を列車が通過するのは怖そうですね...。
碓氷第3橋梁・5号トンネル

時間がある時に横川駅からアプトの道を歩いてみたくなりました。
旧丸山変電所や天然温泉、鉄道文化むらなど、意外と見所の多そうな場所です。
熊ノ平の方にも行ってみたいですね..。 その時はバイクでは無く電車かな..。
碓氷第3橋梁・5号トンネル


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