青森県 恐山(1)2019年08月23日

恐山は青森県にある霊場で、862年に慈覚大師によって開かれたと伝わります。
「イタコの口寄せ」が有名ですが、夏と秋に行われる「恐山大祭」の数日だけ行われるようで、普段はイタコはいません。

今回は函館からフェリーに乗って大間から恐山に移動します。
函館港も自動チェックインゲートで乗船手続きを済ませる事が出来るので受付に並ぶ必要はありませんでした。 定刻通りであれば大間までは90分程度の船旅です。
小雨が降る中、乗船するフェリー「大函丸」が到着します。 津軽海峡フェリーの他の船より一回り小さい船のようです。 
津軽海峡フェリー

今回、いっしょに乗船したのは5~6台程度。
結局、北海道ではずっと雨で残念でした。 北海道ともこれでしばらくお別れです。
出航して函館港を出るとめちゃくちゃ揺れました...。 ちょっと不安を感じるくらいに...。
しばらくはフリースペースのテーブルに座っていたのですが、完全に船酔いでダウン。 結局、大間港に着くまで大部屋でぶっ倒れていて、もう少し乗船時間が長かったら吐いたかも知れません...。
津軽海峡フェリー

大間港から恐山へは国道479 で海岸線を走りました。 雨がどしゃ降りだったので走るのが大変でした。 景色を楽しむような状況では無かったです。
県道 4号に入ると細い峠道をひたすら登る訳ですが、落ち葉や小枝が散乱していて大変でした。 途中、訪問を諦める事も考えましたが何とか恐山に到着します...。
不思議な事に、恐山に着くとどしゃぶりの雨がピタリと止みました。

宇曽利湖
恐山に隣接するカルデラ湖で正式名称は宇曽利山湖です。 宇曽利山は恐山の昔の呼び名のようです。 湖底から硫化水素が出ているらしく、水質は強酸性で生物はあまりいないようです。 低い雲と相まってちょっと不気味な雰囲気です。 死後の世界のようです...。
恐山・宇曽利湖

三途の川
恐山の駐車場のだいぶ手前にあるので、素通りする人が多そうな場所です。
近くには奪衣婆と懸衣翁の像があります。 人は死ぬと三途の川までやってきて奪衣婆に衣服をはぎ取られます。 その衣服を懸衣翁が受け取り近くの柳に懸けて生前の悪行を測ります。
三途の川にかかる太鼓橋は老朽化の為、石造りの橋に再建する予定のようです。 それまで橋は通行止のようですが、まぁ、三途の川を渡るのはまだ早いので...。
恐山・三途の川

恐山・三途の川

恐山・奪衣婆と懸衣翁

総門
ここから先は入山料が必要になります。 受付で入山料を支払って中に入ります。
平日で悪天候にもかかわらず、参拝者は意外と多かったです。
恐山は、比叡山高野山と並ぶ日本三大霊場の一つですが、やっと最後の一つに参拝する事が出来ました。
恐山・総門

訪問時は地蔵殿を本堂かと思っていたので気が付きませんでしたが、この奥にある建物が本堂だったようです。 寺事務所かと思ってスルーしてしまいました...。
本尊も地蔵殿に安置されてますし、建物も中心から外れた場所にあるので、実質的な本堂は地蔵殿なのかも知れません。
恐山・本堂

山門
総門、山門、地蔵殿が一直線に並びます。
山門の両脇には仁王像が立ち、邪気から守ります。 一般公開はされてませんが門の2階には「釈迦三尊」「四天王」「五百羅漢」が安置されています。
恐山・山門

恐山・山門

地蔵殿
山門の先にある参道をさらに進むと本尊を安置している地蔵殿が見えてきます。
本尊は「伽羅陀地蔵大士」です。
参道の両脇には古滝の湯(女湯)、薬師の湯(男湯)の温泉小屋があります。 入山料を払っていれば入れるようですが、今日中に宮城県まで移動しないといけないので先を急ぎます。
恐山・地蔵殿

恐山・地蔵殿

地蔵殿を左奥に進むと、奥の院への階段が見えてきます。
ここから先は死後の世界のような荒れ地が続きます。
恐山は 1465年の蠣崎の乱で焼失し、一時、廃寺になっていた時期があったようです。
この時、南部氏との戦いに敗れた蠣崎氏は蝦夷地に逃れて豪族となります。 この話がコシャマインの戦いや先日訪問した勝山館やへと繋がります。
廃寺になっていた恐山ですが 1530年、宏智聚覚和尚によって再興されます。
恐山・奥の院へ

恐山

奥の院
実際に歩いてみると、奥の院は思ったよりも近かったです。 奥之院は不動明王坐像と立像が縦に並ぶ、少し変わった配置でした。 不動明王は地蔵菩薩の化身という意味があるようで、地蔵殿、奥の院が一直線に並ぶのも意味があるようです。
恐山・奥の院

奥の院へと登って来た階段を下りて恐山の奥へと進みます。
溶岩が冷えて固まったようなゴツゴツした岩場と、寂しげな風車が印象的です。
昔の人々もここの風景を見て地獄の世界観をイメージしたのかも知れません。
恐山

無間地獄
地獄界は8つのランクに分かれており、無間地獄はその中でも最も過酷な世界とされます。
この世界では、無限とも思える間、最大限の苦痛を絶え間なく受ける事になります。
恐山・無間地獄

慈覚大師堂
恐山を開いた慈覚大師を祀る御堂です。 安置されている石仏が慈覚大師でしょうか?
殺伐とした地獄の中にポツンと存在します。 地蔵菩薩は救いを与える為に地獄にまで訪れると言われます。 ここは、そんなイメージなのかも知れません。
恐山・慈覚大師堂

恐山・慈覚大師堂

恐山の奥に進みましょう...。


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