京都府 勝林寺 ― 2020年11月20日
勝林寺は東福寺の塔頭の一つで、1550 年に高岳令松によって創建されました。
東福寺の鬼門に位置しており、毘沙門天を祀る事から「東福寺の毘沙門天」と呼ばれています。 本尊の毘沙門天立像は平安時代後期の作で、東福寺仏殿の天井裏に安置されていた物で、江戸時代に発見され勝林寺の本尊になりました。
普段は拝観できませんが、8名以上の団体であれば受け付けているようです。
東福寺から泉涌寺に歩いて移動する途中、「特別拝観」の文字が目に入りました。 当初、勝林寺の拝観は予定に入っておらず、一度は通り過ぎたのですが、気になってしまい拝観する事にしました。
花手水
境内に入って直ぐに目を引いたのが、この花手水です。
綺麗ですね。 これだけ綺麗に飾られている手水は初めて見ました。 常に誰かが写真を撮っているので、人が入らないように撮るのに苦労しました。
もっと、ちゃんとした写真を撮りたかったですね...。
庭園の演出も良いですね...。 良い意味で、予想外の場所でした。
駅から東福寺への通り道からは少し外れているのに、参拝者は意外と多いです。 意外と知られている寺院なのでしょうか?
今年は中止になりましたが、ライトアップも行われているようです。
本堂
本堂は、大檀那であった近衛家の大玄関を移築して建てられました。
「檀那」とはお布施をする人を意味する仏教用語のようですが、今使われている「旦那」の語源のようです。 なるほど「旦那」って、「お金を持ってくる人」って事ですか...。
本堂で参拝した後、庭園が見える部屋に移動します。
部屋の中まで和傘で演出されていました。
こうして見ると、和傘は今の雨傘に無い美しさがあります。 日本の文化として残したいですね...。
本堂を出ると、いきなり雨が降ってきました。
でも、しっとりとした雰囲気も悪く無いです。
なんとなく拝観した寺院ですが、予想以上に素晴らしかったです。
ここは、また来たい場所ですね...。 予想をして無かった出会いでした。
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