滋賀県 日牟禮八幡宮2021年11月20日

日牟禮八幡宮は、滋賀県近江八幡市に古くからある神社です。
成務天皇が 131年に大嶋大神を祀ったのが始まりと伝わります。 275年、応神天皇が社の近くに御座所を設けて休憩した際、日輪の形を2つ見るという不思議な現象があり、日群之社八幡宮と名を改めます。 691年、藤原不比等が参拝した時に詠んだ和歌に因んで比牟禮社と改められました。
991年、八幡山に宇佐八幡宮が造営され、上の社、下の社と呼ばれるようになりますが、1585年に豊臣秀吉が八幡山城を築城した時に、下の社に合祀されます。

楼門
1359年に建立されますが、1855年の左義長で焼失したようで、 1858年に再建されました。
元々は中国から伝わった正月行事だったようですが、日牟禮八幡宮では3月に厄除け、火防を願って左義長が奉納されるようです。 作り物を奉納するだけで火災になるとは思えないので、いったい、どんな行事だったのでしょうか...。
 1970年にも祭りで上部を消失しているので、わりと最近に再建された部分も多そうです。 しかし、2度も祭り事で燃やすとは...。
日牟禮八幡宮・楼門

日牟禮八幡宮・楼門

絵馬殿
1829年に再建され、1883年に改築されています。
ここに奉納されているのが「左義長」のようです。 結構、インパクトがあります。
丑は、今年の干支だからでしょうか? アマビエの絵馬はコロナ過の時代だからでしょう。
日牟禮八幡宮・絵馬殿

日牟禮八幡宮・絵馬殿

能舞台
1899年に建立された建物です。 見た目ほど古くは無さそうです。
痛みが酷かったみたいで、2020年に屋根の葺替え工事が行われています。
日牟禮八幡宮・能舞台

拝殿
1188年、源頼朝の命により建立されました。
1737年、1805年に修復され、1978年には屋根の葺替えが行われています。 その事からも、現在の姿は建立当時とは違っていると思います。
七五三詣りの季節だったからなのか、アンパンマンとバイキンマンがお出迎え中でした。
日牟禮八幡宮・拝殿

拝殿裏の本殿でも参拝します。
日牟禮八幡宮・本殿へ

本殿
見た感じ、拝殿とよく似てます。
現在の建物の建立年代について情報はありませんでしたが、何度も修復が行われているようです。
昭和の修復で檜皮葺の屋根が銅板葺、軒付檜皮に変更されました。
拝殿と本殿が幣殿で繋がっている権現造りが多い印象があり、完全に分離しているのは珍しく感じます。
日牟禮八幡宮・本殿

天満宮
菅原道真が祀られています。 大きな神社では定番に近い感じで祀られています。
1916年に現在の場所に移されたようです。
向かって右側に子安神社、左側には天照大神、豊受大神、熱田大神、津嶋大神が合祀されています。
日牟禮八幡宮・天満宮

岩戸神社
天照大御神が祀られています。 「岩戸」は天岩戸神話から来てるのがすぐに分かりました。
近江の人々が伊勢神宮に参拝出来ない時に、ここにお参りに来ていたようです。
敷地の広さの割には、摂社、末社が多く感じます。 周辺地域との繋がりの多さが関係しているのかも知れません。
日牟禮八幡宮・岩戸神社


日牟禮八幡宮・参道

コロナ過による県外移動自粛がようやく解除され、1年ぶりのバイク旅も初日が終了。
琵琶湖に来たのも6年ぶりでした。
体力の低下が心配でしたが、なんとか大丈夫そうでした。
来年は普通に旅ができると良いのですが...。


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