埼玉県 秩父4ダム 滝沢ダム2022年10月30日

秩父4ダム巡り3ダム目。 滝沢ダムです。
着工は 1999年、完成したのは 2008年の重力式コンクリートダムです。
堤高は 132m と浦山ダムよりも低いですが、提頂長 424m 、総貯水量 6,300万㎥ は、浦山ダムよりも大きいです。 規模自体は秩父4ダムの中で一番大きいかと思います。
ダムの用途は洪水調節、水道水、発電などです。

滝沢ダム管理所
合角ダムから、大体、1時間 20分程度で到着しました。
ダムカートは滝沢ダム管理所で配布しています。
秩父4ダムは、もダムカードが土日でも管理所で入手可能なので助かります。
滝沢ダム管理所

駐車場の紅葉が綺麗でした。 駐車場にあった、移転世帯を記した石碑です。
滝沢ダムの場合は大滝村の 112戸が水没する事となり、人数が多い事や地元の漁協なども反対した事から補償交渉が難航しました。 計画発表から補償交渉妥結まで 23年もかかっています。
工事期間よりも遥かに長い期間が交渉に費やされています。
滝沢ダム・駐車場

ダム中央部分に見えるのが非常用洪水吐3門。
ダムの水位が上がり過ぎた時に放流する為のラジアルゲートです。
放水している写真を見かけるので、こちらのダムも季節によって解放しているのかも知れません。
非常用洪水吐の少し下に常用洪水吐が2門あるのですが、この角度からは良く分かりません。
滝沢ダム

ダムの上に立つた印象は「長いなぁ」と言った所。
ダム中央部分の施設が遥か彼方です。
素人的には提頂長が 424m もあるのでアーチ式の方が良さそうに思いましたが、岩盤の強度が足りなかったのかも知れません。
滝沢ダム・上部

奥秩父もみじ湖
秩父の紅葉の見頃は10月末~11月末頃。
紅葉が綺麗な場所のようですが、少し時期が早かったかも知れません。
駐車場のもみじは綺麗でしたが...。
奥秩父もみじ湖

ダムから下流側を眺めた所。
遠くに雷電廿六木橋が見えます。 この橋は 1998年に完成した、2本の橋から構成されるループ橋です。 滝沢ダムの工事が始まる直前に完成しているので、ダム工事の為に整備された橋だと思います。 様々な賞を取ったループ橋で、橋脚の高さは 30 ~ 50m もあります。 ループ橋が走り慣れて無い事もありますが、急カーブ、高さ、高低差から少し恐怖を感じました。
滝沢ダム・雷電廿六木橋

右側に見えるのが選択取水施設の建屋です。
ここまで秩父4ダムの内、3つのダムを見てきましたが、全部選択取水方式でした。
多分、建屋の下に斜め下に伸びるコンクリート壁の中に水深に応じた取水ゲートが並んでいるのだと思います。
滝沢ダム・選択取水施設

滝沢ダム・選択取水施設

ダムの上から見た減勢工。
両脇の階段も工場っぽくて良い感じです。
滝沢ダム・減勢工

滝沢ダムはエレベーターでダム下部にある監査廊に降りれます。
滝沢ダム・エレベーター

滝沢ダム・エレベーター

監査廊
監査廊にはブルドン管圧力計や漏水量計測装置などが設置設置されています。
これらの計器はダムの状態を定期的に監視する目的で設置されています。
漏水量計測装置でダムと岩盤との継ぎ目などから染み出る水の量を計測します。
ブルドン管圧力計はダムを浮き上がらせようとする揚圧力を計測します。
滝沢ダム・監査廊

滝沢ダム・監査廊

ダムは下から見上げると迫力があります。
奥に階段が見えます。 通行可能ですが冬場は凍結する事があるので閉鎖されます。
見えているのは国道 140号の対岸側の階段です。
国道 140号側の階段は 435段との事。
滝沢ダム

できれば放水している時に来たかったですね..。 やっぱダムは夏かな..。
上部に3つの非常用洪水吐きゲートが見えます。 ゲートはラジアルゲートです。
ラジアルゲートは、支点で固定した扇状の筐体を上下に移動して開閉するゲートです。
少し下に見える2つの穴が常用用洪水吐きゲート。 こちらは高圧ラジアルゲート。
滝沢ダム


滝沢ダム・ジェットフローゲート

ダムの下にある建物が利水放流設備です。
建物の下にある大きな穴がジェットフローゲートで、発電所からの放水量を越えて放流する場合にここから凄い勢いで水が噴き出します。
ジェットフローゲートは主管ゲートと分岐管ゲートの2種類あるようで、放水量に応じて使い分けているようです。 多分、手前の小さい穴が分岐管ゲートなのだと思います。
滝沢ダム・ジェットフローゲート

雷電廿六木橋も、下から見た方が迫力があります。
滝沢ダム・雷電廿六木橋

ダムの上に戻ってきました。
階段からダムを見上げてみたいですが、行くなら下りですね...。
滝沢ダム

次は、秩父4ダムの最後、二瀬ダムです。


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