ずっと工事中...

今回は千葉県のダムカード集めです。

手賀沼のダムカードの配布場所を調べていた所、北千葉導水ビジターセンターでもダムカードを配布しているとの情報を得たので、北千葉導水ビジターセンターでダムカードを貰う事にしました。

北千葉導水センター駐車場

それなりの広さがある駐車場ですが、近くに公園があったり、サイクリングロードと隣接している為、かなり混雑してました。

バイク用の駐輪スペースが不明だったので、駐車場奥の端の方に停める事にしました。

手賀沼注水樋管

駐車場から北千葉導水ビジターセンターに行く途中にあったのがこの手賀沼注水樋管の施設です。

利根川と江戸川は北千葉導水路で繋がっています。

手賀川、坂川が増水すると利根川や江戸川に排水する仕組みになっています。 また、手賀沼の水質を維持する為に利根川の水を送っており、ここがその排水口になります。

北千葉第二機場 着水井

印西市の北千葉揚排水機場（第一機場）から導水路で送られた水を、ここ、北千葉第二機場から手賀沼に排出しています。　ここは着水井で、水位の調節や水質把握などに使用されます。

また、着水井の水をポンプで吸い上げ、坂川へも流しているようです。

北千葉第二機場（北千葉導水ビジターセンター）

北千葉導水ビジターセンターは、北千葉第二機場の施設内にあります。

ビジターセンターの入り口が少し分かりにくいのですが、建物の２階から入れます。

ビジターセンターでは北千葉導水事業の役割の説明が展示されています。

ここで貰えるダムカードは「手賀沼」の物かと思ったのですが、それとは別の「北千葉導水路」の物でした。 「北千葉導水路」のダムカードは、国土交通省のダムカード一覧に掲載されておらず、ここで初めて別のダムカードだと知りました。

手賀沼の周辺は背丈の高い水生植物が多く、この辺りからは良く見えません。

遊歩道を歩いて、柏ふるさと公園の方に移動してみます。

大堀川

柏ふるさと公園の近くまで行くと、ようやく水面が見えてきました。

ただ、この辺りはもう手賀沼では無く大堀川のようです。

大堀川の上流はほとんどが暗渠になっており、川がどの辺りを流れているのか把握するのは難しそうです。　この大堀川に生活排水や産業排水が流れた為、手賀沼の水質もかなり悪化したようです。

先ほどの北千葉第二機場から利根川の水を排水しているのも水質改善の為でしょう。　湖岸に大量に生えている水生植物も、水質を改善させるために保護しているようです。

柏ふるさと公園に、北千葉導水路で使用されている実物大の導水管が展示されていました。

これが地下 3m に埋められており、利根川の水を江戸川に送っています。

想像以上に大きな管で、これが約 28.5km に渡って地中に埋められています。

保守、点検はどうやってるのだろう？

北千葉導水ビジターセンターに引き返し、今度は下流側にある東屋の方に歩いてみました。

東屋と言うよりも展望台のような場所で、ここからだと背丈が高い水生植物があっても手賀沼が良く見えます。

手賀沼は 27年連続水質ワースト 1 を記録するほど水質が悪化していました。　現在はワースト 1 を脱却し、だいぶ水質が改善しているようです。 ここから眺めているだけだと、それほど汚れた湖沼には見えません。

道の駅「しょうなん」

本来の目的だった「手賀沼」のダムカードを貰いに道の駅「しょうなん」にやってきました。

北千葉第二機場から歩くと距離があるのでバイクで移動しました。

からり大きな道の駅で、ダムカードはここのインフォメーションで貰う事が出来ました。

雨水調整池

どんな設備なのか分かりませんが、この辺りは堤防より低い場所なので、ここに雨水を貯めて排水でもしているのでしょうか？

道の駅付近の方が、手賀沼が良く見えます。

手賀沼はもっと大きな湖沼だったようですが、干拓事業によって 8割の水域が消滅するほど小さくなっているようです。　手賀沼の水は干拓によって作られた水田に利用されています。

手賀沼の面積は 650ha で 貯水容量 560万㎥。 水深は意外と浅く、平均 0.86mです。

だいぶ頑張って水質を改善しているようですが、令和4年度の水質調査では全国ワースト 4位だったようなので、まだまだ先が長そうですね..。