山形県 羽黒山(2) ― 2016年08月19日
前回の続きです。
厳島神社
山頂について一番最初に出迎えてくれる神様です。
祀られているのは宗像三神(海、航海、豊漁、財運、芸能の神)と津速魂神(天児屋根命の祖神、火産霊神と同神)になります。
蜂子社
厳島神社の横にあるのが蜂子社です。
出羽三山の開祖である蜂子皇子が祀られています。
三神合祭殿
中央に「月山神社」、向かって左に「湯殿山神社」、右に「出羽神社」の文字が見えるので3つの神様を祀っている事が解ります。
現在の建物は 1818 年に建てられた物で、かなりの人員を投入して建てられました。
鐘楼
1617 年の台風で倒壊しましたが、翌年、山形城主最上源五郎家信によって再建されました。 梵鐘には 1275 年の刻銘がある事から、蒙古襲来の頃に作られたかなり古い鐘です。
霊祭殿
ずらりと並ぶ風車が印象的です。
現在の建物は昭和58年に再建された物で、熊沢富士男氏によって「天女と竜」の天井画が描かれています。 先祖の御霊が祀られています。
東照社
名前から察するとおり、祭られているのは徳川家康公です。
1645 年に荘内藩主酒井左ェ門尉によって創建され、昭和55年に解体修理されています。
東照社の奥には沢山の神様がずらりと並びます。
こちらは建角身神社。 祀られているのは建角身命で、旅の安全、健脚です。 なので沢山の履物が奉納されています。 私もこれからの旅の安全を祈願しました。
天宥社
羽黒山中興の祖である天宥別当が祀られています。
羽黒山の発展に尽力しましたが、伊豆の新島に流れて亡くなりました。
その後、罪が許され明治17年に地蔵堂を改修して神社としました。
10:35頃、では、そろそろ下山しましょう....。
講堂(旧圓珠院)
斎館の辺りにある廃墟のような建物です。 なぜこんなに荒れ果てているの良く解りませんが、長いこと放置されているようです。 地面が見えないほど雑草が伸びていたので近くには行きませんでした。
植山姫神社
足を踏み外しそうで気は抜けませんが下りは楽ちんです。
10:41頃、植山姫神社が見えてきました。 祀られている植山姫命は。土、田畑の土壌、陶器の神様です。 すべては紹介できませんが、途中、こういった小さな神社が沢山ありました。
登りは景色を楽しむ余裕が無かったですが、下りは景色を楽しみます。
石畳と杉並木が美しいです。 昔の人もこの道を通って参拝したと思うと時間が止まったような場所です。
御本坊跡
10:49頃、御本坊跡に到着。 下りは本当に速いです。
登りの時は体力的に余裕が無かったので無視しましたが、明治時代まではこの辺りに別当寺宝前院があり御本坊と呼ばれていたそうです。
ちょっと脇道を進むと、伊弉諾稲荷神社と書かれている案内板がありましたが、鳥居と祀られている石が置かれてました。 不気味すぎて先に進む気になれなかったので引き返します。
ここの杉並木は美しいので一度は行ってみてもらいたい場所です。 ただ、下から上まで登るのは、それなりの体力が必要になるので、時間が無い場合や体力に自信が無い場合は、五重塔から少し先まで進んで雰囲気だけを味わって引き返すのもアリかも知れません。
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