鎌倉 鶴岡八幡宮2017年04月08日

1063年、源頼義が奥州から凱旋した時に、戦勝祈願した京都の石清水八幡宮を由比ヶ浜に祀ったのが始まりになります。 1180年に源頼朝が現在の地に宮を移し、鎌倉幕府と共に発展していきました。

本宮
今回は建長寺から歩いて移動したので、どちらかと言うと裏側からの参拝になります。
車祓所から神社に入ると、本宮の脇の辺りに出ます。 こっちから入ると人もまばらです。
現在の本宮は1828年に徳川家斉によって建立された物なので、それほど古い建物では無さそうです。
鶴岡八幡宮・本宮

鶴岡八幡宮・本宮

丸山稲荷社
室町時代の建物らしく、鶴岡八幡宮では一番古い建物だそうです。
手入れが良いのか、そんなに古い建物には見えないです。 商売繁昌(繫盛)の御利益があるとか...。
「稲荷神」と言うと「狐」の印象が強いのですが、本来は穀物・農業の神様で、名前に「稲」が付く事からも解ります。 狐は神様の使いとの位置づけのようですが、どことなく後付けの印象を受けます。
鶴岡八幡宮・丸山稲荷社

鶴岡八幡宮・丸山稲荷社

鶴岡八幡宮・丸山稲荷社

舞殿
頼朝の求めにより、静御前が義経の事を想いながら舞ったのが若宮廻廊で、この舞殿では無いようです。 ただ、この舞殿が建っている場所が、若宮廻廊の跡地だとか...。
当日は結婚式が行われてました。 外国人旅行者も興味深そうに眺めてました。
若宮は修復工事中だったようなので、今回は省略...。
鶴岡八幡宮・舞殿

鶴岡八幡宮・舞殿

白旗神社
朱色の建物が多い鶴岡八幡宮では例外的な漆塗りの黒い建物です。
白旗神社は源頼朝を祀る神社で、ここは、全国に70社ほどある内の一つです。 1885年に源実朝公を祀る柳営社と合祀して現在の場所に移築されたようです。
鶴岡八幡宮・白旗神社

源平池(源氏池)
鶴岡八幡宮は、参道を挟んで東西に源平池と呼ばれる池があります。
東の池は源氏池と呼ばれ、「産」を意味する3つの島を配置しました。 西側の池は平家池と呼ばれ、「死」を意味する4つの島が配置されています。
鶴岡八幡宮の桜は、源氏池周辺が一番美しいのは、この辺りも関係しているのでしょうか?
ぼたん庭園も、源氏池側ですし...。
鶴岡八幡宮・桜

鶴岡八幡宮・桜

旗上弁財天社
源平池(源氏池)の一番大きな島にある社です。
明治の神仏分離令によって取り壊されましたが、昭和31年に再興、さらに、昭和55年に古地図を元に現在の姿に復元されました。
「弁財天」は神様なので、神仏分離の影響は受けなかったと思ってたのですが、仏教の守護神なので、取り壊されなくても神社に変えられるなどの影響を受けたようです。
鶴岡八幡宮・旗上弁財天社

鶴岡八幡宮・旗上弁財天社

太鼓橋
鶴岡八幡宮の入り口にある橋で、源平池の東西境目の場所にあります。
以前は渡れたそうで、記憶に無いのですが、子供の頃に渡った事があるのかも知れません。
修復して、また渡れるようになるといいですね...。
鶴岡八幡宮・太鼓橋

駅から鶴岡八幡宮への通りの桜並木も綺麗です。
鶴岡八幡宮