東京都 白丸ダム2019年06月16日

白丸ダムは東京都交通局が事業主体となる発電用の重力式コンクリートダムです。
1963年に竣工しており、工事期間は約3年です。 規模としては大きくありませんが、ここの見所は高低差 27m、全長331.8m もある日本最大級の魚道です。
駐車場は白丸魚道入り口付近にあり、バイクはそこに駐車しました。

白丸魚道入口
ダムカードはここの受付で配布しています。
白丸魚道入口

建物内に入ると、地中深くに続く螺旋階段が現れます。
予想してなかった光景に驚きました。
この近くには何度も来てましたが、この施設の存在にはまったく知りませんでした。
白丸ダム・螺旋階段

白丸ダム・螺旋階段

白丸ダム・螺旋階段

白丸ダム・螺旋階段

魚道は螺旋階段付近で直角に近い角度で進路を変えます。
魚道の進路を変えるこの辺りは休憩プールと呼ばれ、魚道の登って来た魚の休憩所になります。 流れはほとんどありません。
白丸ダム・休憩プール

先程の休憩プールからダムの下流方面へ続く魚道部分で、この部分の長さは 36m あります。
アイスハーバー型と呼ばれる魚道で階段状になっています。
これで魚が登れるのかと思う位に急な流れに感じますが、魚からすればこの位の流れは何でも無いみたいです。
白丸ダム・魚道

地下部分から外に出た所。
ここから先は「明かり水路部」と呼ばれている部分で、ここから先多摩川まで 200m 続きます。
ここから先に進む事は出来ないので引き返す事にします。
白丸ダム・明かり水路部魚道

先程の休憩プールからダムの上流側へと繋がる部分の魚道です。 長さは 75m あります。
この部分は流れも緩やかで、「潜孔式魚道」と呼ばれる方式です。 魚道は隔壁で区切られており、底の部分に魚が通れる穴が開いています。
白丸ダム・魚道

魚道ゲートはローラー式で1門です。
そのゲートを稼働させる装置だと思います。
大雨などの時はこのゲートで水量を調整するのだと思います。
白丸ダム・魚道ゲート

魚道ゲートを外から見た所。
ここがダムの上流側にある貯水池です。 ここから白丸ダム本体に移動します。
白丸ダム・魚道ゲート

白丸ダム
ダムカードには、2段式ローラーゲート3門となってますが、外観上2門にしか見えません。 魚道ゲートを含めて3門って事でしょうか?
堤高・堤頂長 30.3m ・61m 。 この規模で2段式ローラーゲートは珍しいそうです。
白丸ダム

白丸ダム

白丸ダム

ダムの上から下流側を眺めるの川の左側に魚道が見えます。
あの魚道の先が先ほど見学した地下施設へと繋がります。
白丸ダム・魚道

もう一つの東京都のダムカードをもらいに小河内ダムにも行きましたが、こちらはダムカードが在庫切れで入手できませんでした...。 小河内ダムの方は訪問客も多いので、ダムカードを集めて無い人でももらっていく人が多いのかも知れません。 日を改めて再訪する事にします。