東京都 府中市郷土の森博物館 ― 2020年06月28日
やっとコロナ騒動の移動制限が解除となり都道府県をまたぐ移動が可能になりましたが、梅雨により雨天続きな事には変わりないので思ったように出かける事ができません。
そんな中、ちょっと遅めですが5年ぶりに府中市郷土の森博物館のアジサイを見に行く事にします。
ただ、毎年この時期は「あじさいまつり」と題したイベントが行われるのですが、今年はコロナの問題で残念ならが中止となりました。 なお、この博物館には館内展示と屋外展示がありますが、館内展示物を見るには検温と来場者名簿の記入が必要です。
当日は雨だったのでバイクでは無く、京王線分倍河原駅からバスで移動しました。
旧河内家住宅
府中市若松町から移築された農家でした。
屋根には風通しを良くする工夫がされており、養蚕も行われてたようです。
江戸時代後期の建物のようですが、府中で養蚕が盛んだった明治時代後期の姿に復元してたようです。 この辺りのアジサイはちょっと萎れてましたが、キレイ所を見つけて撮影しました。
混雑を避ける為、意図的に雨が降った日に訪問したのですが、入場者は数人程度でした。
でも、天気予報では午後に雨が上がると事なので、次第に人が増えてくるかもしれません。
人が少ない内に散策を済ませてしまいましょう。
こんな感じの細い道にアジサイがいっぱい咲いています。
多分、時期的には少し遅いのですが、それでも色鮮やかなアジサイが楽しめました。
今年はコロナによる自粛でイベントが軒並み中止になってしまったので梅も桜も見れず、やっと季節を感じる風景に出会う事ができました。 来年はイベントが行えるようになると良いですね...。
水遊びの池
池に水がありませんでした。
今年はコロナウィルスの為に利用が中止されているようです。
人の気配が無い遊び場は、寂しさが倍増します。
珪化木
池の近くにティラノサウルスの像があったので近寄ると、そのそばに珪化木と呼ばれる木の化石が展示されていました。
こちらは本物の木の化石で、秋田県由利郡大内村の水田で見つかった物です。
珪化木は地中の圧力で珪酸を含む地下水が浸透し、石のように変化した物です。 石炭に成りそこなった木の化石のようです。
白いアジサイが大量に咲いてました。
アジサイの色は土の酸度によって決まるようですが、白いのはどういう事なんでしょうか?
中性?
旧田中家住宅
お腹が空いてきたので旧田中家が移築されているエリアに戻ってきました。
旧中家は府中宿の大店で、明治天皇が休憩所や宿所として使用した建物でした。
現在、左側の表店の部分は休憩所として使用されており、そこで昼食としてうどんを食べる事にしました。 右側は蔵として使用されていた建物で、内部を見学する事もできます。
旧府中町役場
1921年(大正10年)に完成した洒落た感じの町役場です。
建物全体は洋風ですが、正面入り口に付けられた屋根は和風な仕上がりになっています。
多摩地区に現存する最古の町役場のようです。
周辺のアジサイが美しかったです。
旧府中尋常高等小学校校舎
この木造校舎は 1935年(昭和 0年)に建てられ、1979年に新校舎に建て替えられるまで使われていました。 移築・復元されたのは中心部分なので、当時の校舎はもっと大きかったようです。
また、この校舎の一部は、詩人 村野四郎の資料館にもなっています。
村野四郎はサラリーマンや実業家を60代まで続け、それと並行して詩を作り続けた人物です。
何故か館内の撮影が禁止に...。 以前はそんな事は無かったと思って理由を調べたら、無断でヌード撮影をした奴がいたとか...。 まったく...。
来年は通常通りイベントが行えると良いですね...。
コロナの問題は完全には解決しないかも知れないけど....。
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