長野県 諏訪大社 下社秋宮2020年10月25日

前日の諏訪大社・下社春宮に続いて、下社秋宮の参拝です。
諏訪大社の歴史は古く、いつ頃からあるのか正確な年代は不明ですが、1180年の資料に上社・下社を区別している記載があるようです。 春宮、秋宮の地位は同格のようです。

諏訪大社の参拝は2回目で、前回の訪問は8年前になります。
その時は駐車場が大変混雑していてバイクでも止めるのに苦労した記憶があります。
駐車場は春宮より広い印象を受けますが、混雑を避ける為、今回は早朝に参拝する事にします。
到着したのは朝8時。 ほとんど車も停まってません。
諏訪大社・下社秋宮・駐車場

八幡社
まずは入り口の右側にある末社から。
八幡の神は武運の神として祀られており、誉田別尊(ほむたわけのみこと)とも呼ばれています。 また、応神天皇と同一ともされています。 八幡社は、応神天皇の母である神功皇后(気長足姫尊)、比売神(ひめがみ)を合わせて八幡三神として祀っているのが一般的なようです。
八幡社は日本全国で良くみかけます。
諏訪大社・下社秋宮・八幡社

恵比寿社
諏訪大社の御祭神である、建御名方神の父である大国主神と、建御名方神の兄である事代主神(ことしろぬしのかみ)が祀られています。
昭和23年(1948年)に、出雲大社、および、美保神社から分霊してここに鎮座しました。
それほど古くは無さそうです。
諏訪大社・下社秋宮・恵比寿社

入り口の鳥居に戻って、諏訪大社の参拝を開始します。
諏訪大社・下社秋宮・鳥居

千尋池
鳥居の左横にある池は、重要文化財の「売神祝印」が発掘されたと伝わります。
ただ、この池自体も明治の頃には失われていたようで、今の池はわりと近年に再建された物のようです。 池には千尋社も祀られています。
諏訪大社・下社秋宮・千尋池

御神湯
この神社の手水は温泉です!!
早朝なので、ここだけ湯気に覆われていました。
湯温もちょうど良い感じでした。
諏訪大社・下社秋宮・御神湯

神楽殿
1835年の建築物です。
境内は、春宮とほぼ同じ配置のようで、こちらの神楽殿も幣拝殿の前にあります。
春宮と同様に、こちらにも出雲大社と同じようなしめ縄が吊るされています。
出雲大社の御祭神と、諏訪大社の御祭神は親子なので、しめ縄の様式も似てくるのでしょうか?
諏訪大社・下社秋宮・神楽殿

諏訪大社・下社秋宮・神楽殿

幣拝殿
1781年の建物です。
こちらの建物も、春宮と同じような感じです。
春宮と、秋宮では、建築技術を競い合っていたようです。
諏訪大社・下社秋宮・幣拝殿

左右片拝殿
幣拝殿の左右にある片拝殿です。 こちらの建物も、幣拝殿と同じく 1781年の建物です。
諏訪大社・下社秋宮・左片拝殿

諏訪大社・下社秋宮・右片拝殿

こちらにもありました。 御柱。
一と二の御柱は見えましたが、三と四は社殿の奥の方にあるのだと思います。
なにしろ、上社前宮に行くまでは、御柱は各社2本だと思っていたので...。
諏訪大社・下社秋宮・一之御柱

摂社
向かって左から、皇大神宮社、若宮社、稲荷社。
稲荷社は全国各地で見かけます。
若宮社は信濃の国の開拓に尽力した十三神が祀られています。
皇大神宮社は天照大御神を祀っているようです。
諏訪大社・下社秋宮・皇大神宮社、若宮社、稲荷社

末社
向かって左から子安社、加茂社、矢坂社。
現在では摂社、末社の明確な規定は無いようですが、摂社は御祭神の縁故の深い神様、末社はそれ以外だったようで、格式は本社、摂社、末社の順になるようです。
諏訪大社・下社秋宮・矢坂社、加茂社、子安社

末社・鹿島社
先ほどの長屋タイプと違い、こちらは独立した建物になっています。
何か、特別な意味があるのでしょうか? 単に、後から鎮座しただけかも知れませんが...。
諏訪大社・下社秋宮・鹿島社

早朝の参拝は人も少なく、気分も良いのですが、宝物館と売店も何もやって無いのが難点ですね..。
早々に次ぎの目的地に移動する事にします。