栃木県 黒部ダム ― 2025年04月26日
「黒部ダム」と聞けば、大抵の人は富山県にある日本最大のアーチ式ダムを連想すると思いますが、栃木県にも「黒部ダム」はあります。
栃木県の黒部ダムは 1911年に本体着工し翌年完成した非常に古いダムです。 富山の黒部ダムとは規模的には比べ物になりませんが、この「古さ」がとても魅力的なダムです。
近くに、車数台が停められる程度のスペースはあります。
まぁ、ダムカード集めの人くらいしか来ない場所だと思うので、このくらいでも十分なのかも知れませんが...。
道も狭いので、もし、混雑していた場合はダムカードを配布している「栗山ふるさと物産センター」とかで時間を潰すしか無いかも知れません。
この歯車は建設以来 77年間使用されていた、洪水吐ゲートのラック式巻上機で使われていた物です。 1987 ~ 1989年に大規模な改良工事が行われ、その時に取り外されました。
建設が完了した 1912年は大正元年なので、ダムが完成したのはそうとうな大昔です。 途中で改良工事がありましたが、栃木の黒部ダムは 100年以上使われているダムと言う事になります。
現代的なダムとは全然違います。
歴史遺産的な雰囲気があるダムです。
堤高 28.7m、堤頂長 150m です。 堰堤のようなダムです。
黒部ダムは発電用のダムで、日本で一番最初に造られた発電用コンクリートダムです。
また、堤高 15m 以上のハイダムとして初めて洪水吐ゲートが設置されたダムです。
当時は 22門の木製スライドケートでした。 現在は 8門の鋼製ローラーゲートに進化しています。
「石積?」と思わせる外観ですが、ダムの筐体はコンクリート製です。
1987 ~ 1989年に大規模改良が行われているので、耐震性の事を考えるとこのゲートの柱部分もコンクリート製だと思います。 表面に自然石を張っているだけだと思います。
ダムの筐体も少しアーチ状になっているようです。
ダム湖と呼べるのか微妙ですが、堰き止められた鬼怒川の様子です。
黒部ダムの総貯水容量は約 236万㎥ なので、堤高 28.7m でそこまで貯水できるのであれば効率は良さそうです。 大正時代に大規模なダムを造るのは難しかったと思うので、ダムを建設する場所には検討を重ねたのでしょう。
この高さのダムで、どうやって発電するのか疑問だったのですが、ここから直線距離で 10km ほど離れた場所にある鬼怒川発電所まで水を送って発電しているようです。
ダムの下の方を見ると太いパイプが通っているので、あれが導水管なのかも知れません。
ここが取水口のようです。
多分、ここから取り込んだ水が、先ほど見たパイプの中を通ってるのでしょう..。
取水口の隣にあるゲート。 ゴミが凄いです..。
ここだけ他のゲートと違って飾りっけが無いです。
コンクリートむき出しで実用本位と言った感じです。
利用頻度が高いゲートなのでしょうか? それとも大規模改良の時に付け足したのかな?
この後、「栗山ふるさと物産センター」でダムカードを貰いました。
なお、明日行く予定だった栗山ダムは、現在、立ち入れないようで栗山ダムのダムカードも貰えました。 Google Map のストリートビューで確認したら、林道が途中で閉鎖されてました。
先に黒部ダムに来て良かったです...。
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