福岡県 厳原港~元寇防塁2023年05月02日

本日の予定は移動日となっており、対馬から福岡にフェリーで移動した後、元寇防塁を見学してから長崎のホテルに移動します。

厳原港ターミナル
8:50 出航の便ですが、バイクの乗船は5台との掲示があり、バイクは予約も出来ないので早朝 6:30 にホテルをチェックアウトして厳原港ターミナルに来ました。
平日とは言え、ゴールデンウイーク期間中なので余裕をもって行動します。
乗船券を販売する頃には10数人並んでいる状態だったので、並ばなくても乗れたと思いますが、意外と人が多かったです。
厳原港ターミナル

今回、私を福岡まで送り届けてくれる「ちくし」号。
対馬に来る時は結構揺れたのですが、帰りは大丈夫でしょうか...。
厳原港

フェリー・ちくし

赤い蝋燭のような小さな灯台に見送られて出航です。
今回は続100名城がメインなので、たった1日だけの滞在でした。
今度は、ゆっくり時間をかけて滞在したいですね...。
厳原港

厳原港周辺

フェリー・ちくし

ほぼ定刻通りに壱岐に到着。
今度は壱岐にも立ち寄りたいですね..。
壱岐・芦辺

13:00 頃。
遠く、博多港が見えてきました。 いよいよ上陸です。
元寇で攻めてきた兵士もこんな感じの風景を見たのでしょうか...。
元寇防塁跡は、福岡県内の所々に現存するのですが、住宅地の中などはバイクでも停める場所が無いので、今回はバイクが停められそうな元寇防塁跡を狙います。
博多港

元寇防塁・向浜地区
多少、土塁のように盛り上がっている感はありますが、「元寇防塁」の碑が無ければ存在は解らないかも知れません。 多分、土中に埋まっているのだと思います。
文永の役で苦戦した鎌倉幕府は、再度の襲来を想定して博多湾の海岸線約 20 km に高さ 2.5 ~ 3m ほどの防塁を築きました。 この防塁と鎌倉武士の勇敢な戦いにより、2度目の襲来(弘安の役)ではモンゴル側は上陸する事が出来ず、侵攻は失敗に終わります。
元寇防塁・向浜地区

元寇防塁・向浜地区

元寇防塁・向浜地区

元寇防塁・今津地区
ここの良い所は、見学者用に駐車場が用意されている事です。
また、史跡その物も見学しやすいように整備されており、最初からここに来れば良かったと思うほどでした。
駐車場に到着したのは 15:20 頃。 ここを見学した後に長崎市まで走る事を考えると、それほどのんびりと見学できません。 急いで見学する事にします。
今津元寇防塁駐車場

蒙古塚
ここの駐車場は「野の花学園」の敷地内にあるのですが、その一角に「蒙古塚」がありました。
ただ、大正時代の発掘調査では、元寇に関わる痕跡は見つかっていないようです。
でも、何かしらの関係性から供養の為に塚が作られたのでしょう。
実際に遺体が葬られて無くても、供養する人々の気持ちが大切と言った所でしょうか...。
蒙古塚

今津地区・史跡ひろば
長浜海岸の方に行くと史跡ひろばがあり、展示物やビデオを見る事が出来ます。
無料の休憩所ですが、中々良く出来ています。
あまり時間が無かったのですが、しばらくビデオを見てから元寇防塁の方に行く事にしました。
元寇防塁・今津地区・史跡ひろば

元寇防塁・今津地区・史跡ひろば

今津地区には約 3km の元寇防塁が現存しています。
石塁は、底部幅 3m、上部幅 2m、高さ 3m あり、花崗岩や玄武岩が使用されています。
200m が復元整備されて見学する事が出来ます。
展示方法的に柵の中に入って近くで見学する事も出来そうですが、訪問当日はカギがかかっていて柵の中に入れませんでした。 普段は入れないのかな?
元寇防塁・今津地区

元寇防塁・今津地区

元寇防塁・今津地区

元寇防塁・今津地区

さて、これから長崎までひとっ走りしますか...。