鳥取県 白兎神社 ― 2017年08月23日
白兎神社は日本書紀の「因幡の白兎」で有名な鳥取県の神社です。
白兎が淤岐島(おきのしま)から稻羽(いなば)へワニを並べて渡ろうとした時、毛皮をワニに剥ぎ取られて泣いていた所、大国主神に助けられる神話です。
戦乱により神社が焼失した為資料が残っておらず、創建年代は不明ですが慶長年間(1596 ~ 1615年)に鹿野城主、亀井茲矩によって再興されました。
目の前に日本海が広がる、眺めの良い神社です。
白兎神社の駐車場は隣接する道の駅の駐車場を利用します。
結構、広い駐車場なので、スペース的には十分です。
参道の両脇には白兎たちがずらりと並んで出迎えてくれます。
参拝者は思ったよりも少なく静かな所です。 普段からこんな感じなのでしょうか?
結構本格的な砂像も展示されてました。
神話では、大国主神に助けられた白兎は八上姫と大国主神が結ばれるように仲をとりもちました。 その事から白兎神社は縁結びとしても有名です。
神話のワンシーンを砂像として展示している訳ですが、これを維持するのも大変かと思います。 定期的に手直ししているのでしょうか?
一見すると普通の手水舎ですが、近付くと音楽が流れます。
何処かにセンサーが設置されているようで以外とハイテクです...。
手水舎の向側にある御身洗池(みたらしいけ)。
神話では、傷ついた白兎はこの池の水で体を洗い、ガマの花粉を付けて傷を治しました。
皮膚がズル剥けの体をこの池の水で洗ったら感染症をおこしそうですが...。
それはともかく、この神話から医療発祥の地と呼ばれたり、皮膚病に御利益があるとも言われてます。
拝殿
立派なしめ縄が飾られた拝殿です。 現在の社殿は 1890年に再建された物です。
思ったよりもこじんまりした神社です。
ぐるっと回って本殿の方も見てみます。
本殿の礎石にあたる石が綺麗に加工されています。
菊の文様が彫刻されており、菊座石と呼ばれているそうです。 この神社の創建には、皇室が何等かのかたちで関わったのではと伝わっています。
参拝を終えて駐車場に戻ると白兎海岸が綺麗に見えます。
歩道橋や地下道で海岸に行く事ができるので寄り道します。
白兎海岸
風が少し強いせいか、結構、波が高いです。
綺麗な場所ですが、海水浴には向かない場所ですね...。
白兎に見送られて本日の最終目的地である鳥取砂丘に向かいます。
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