東京都 国立西洋美術館 ― 2025年05月18日
5月18日の「国際博物館の日」は、国立西洋美術館の常設展も無料公開されてました。
1階で無料入場券を貰って常設展を見学する事にします。
国立西洋美術館に入るのはかなり久しぶりです。
なお、この日の常設展は無料なので館内はごった返していました。 常設展でこれだけ混雑しているのは珍しいかと思います。
国立西洋美術館
実業家、松方幸次郎が 19世紀~20世紀初めにヨーロッパで収集した絵画、彫刻(松方コレクション)は、第二次世界大戦後にフランス政府によってさし押さえられます。
フランス政府との交渉により、日本が東京にフランス美術館を創設する事を条件に松方コレクションが返還される事となり、1959年に創設されたのが国立西洋美術館です。
この時、建物を設計したのがル・コルビュジエ氏で、坂倉準三氏、前川國男氏、吉阪隆正氏も日本側の協力者として参加します。 そして、この建物は「ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-」の構成資産として世界遺産登録されています。
地獄の門
国立西洋美術館の庭には 6体のブロンズ彫刻が展示されており、その内の 5体がロダンの作品です。 「地獄の門」は、1880 ~ 1890年頃の作品で、原型が完成したのは 1917年です。
鋳造したのは 1930 ~ 1933年で、ロダンは原型が完成した 1917年に亡くなっているので鋳造された作品は見ていません。 非常に大きな彫刻で、この大きさを鋳造するのも大変な作業だと思います。
考える人
「考える人」はロダンの作品として知らない人が少ないとも言えるほど有名な彫刻です。
知らなかったのですが、この有名な「考える人」は「地獄の門」の一部で、「地獄の門」をよく見ると扉の上の中央に「考える人」が悩んでます..。 今まで気が付きませんでした。
「地獄の門」の一部だった彫像を拡大して独立した作品にしたのがこの「考える人」です。
国立西洋美術館の「地獄の門」や「考える人」は、当たり前のように展示されてますがオリジナルの一つのようです。
建物自体が世界遺産と言われると、美術品以外に建物自体も気になってきます。
結構、古い建物なのですが、良く見るとそれを感じさせない斬新さがあります。
なお、世界遺産「ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-」は、フランスを中心に世界 7か国に跨る数少ない世界遺産で、その中の一つが国立西洋美術館と言う事になります。
かなり混雑してますが、無料で見学させてもらっているので贅沢な事は言えません。
常設展とは言え、世界的に有名な絵画も多いので見所は多いです。
美術品の写真撮影がOKな場合が多い点も良いです。
しかし、1万点を越えていたと言われる松方コレクションの持主、松方幸次郎氏はどれだけの財力を持っていたのか...。
輸送用の箱(クレート)
美術品ではありませんが、凄く興味が湧いたのがこの輸送用の箱です。
美術品の場合、衝撃以外にも温度や湿度なども一定に保つ必要がある訳で、輸送用の箱も特殊な物になります。
クレートや作品には温度・湿度を計測するロガーを装着し、クレートの機能改善が行われていたようです。
「国際博物館の日」のおかげで安上がりに 1日楽しめました。
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://hiros-info.asablo.jp/blog/2025/05/18/9804751/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。












コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。