新潟県 村上市郷土資料館2023年07月16日

続100名城スタンプが村上郷土資料館(おしゃぎり会館)に置かれているので、村上城の散策の後に訪問しました。
せっかくなので、若林家住宅、村上歴史文化館の三カ所が見学できるチケットを購入して見学して行く事にします。

村上市郷土資料館(おしゃぎり会館)
続100名城のスタンプはここに置かれているので、ここでスタンプを押しました。
ここには、「おしゃぎり」と呼ばれる村上大祭で曳かれる山車が展示されています。
村上大祭は、村上地方の総鎮守である西奈弥羽黒神社のお祭りでした。 1633年に堀直竒が城下町の整備を行った際、羽黒神社を現在の場所に遷宮し、その時に山車を曳いて祝ったのが村上祭の始まりです。
村上市郷土資料館

村上市郷土資料館・おしゃぎり

村上市郷土資料館・おしゃぎり

若林家住宅
200数十年前から明治期まで村上藩士だった若林家の住宅です。
1674年に若林家が内藤家に召し抱えられると、1682年には 200石で内藤家分家の家老を務めます。 その後、150石で内藤家本家に再任され、物頭役を務めます。
150石というのは、現在の金額に換算すると、1,000万 ~ 1,200万くらいのようで、若林家は典型的な中級武士の住宅のようです。
村上郷土資料館・若林家住宅

正確な築年代は不明ですが、1800年頃と推定されています。
L字型に曲がった建物で、屋根は寄棟造り、茅葺です。
大正時代に入ると若林家直系が住む事は無く、親戚筋が使用していました。
1986年に解体修理され文化財として保存されています。
村上郷土資料館・若林家住宅

村上郷土資料館・若林家住宅

鮭の干物が風景に溶け込んでます。
新潟の方では鮭の干物は一般的なのでしょうか?
村上郷土資料館・若林家住宅

村上郷土資料館・若林家住宅

武家らしい建物内です。
若林家は物頭としての手当も出ていたようなので、かなり裕福だったようです。
村上郷土資料館・若林家住宅

村上郷土資料館・若林家住宅

村上歴史文化館
作曲家、大和田愛羅の資料や、民俗資料が展示されています。
外観は明治時代後期の擬洋風病院建物(旧藤井医院)を参考に設計された建物との事です。
移築保存した建物かと思ったのですが、そうでは無かったようです。
でも、明治期の建物に似せて作ったのであれば、かなりの完成度です。
村上歴史文化館

村上歴史文化館