石川県 尾山神社2017年05月04日

1873年に藩祖前田利家を祀る神社として創建しました。 もっと古いのかと思いきや、明治に入ってから創建された比較的新しい神社です。
前田利家が亡くなったのは 1599年、利長は利家を神として祀る事を考えますが、徳川の許可を取る事は難しく、八幡神を勧請して卯辰八幡社を創建し、そこに密かに利家を合祀しました。 明治になってから創建されたのは、こういった表だって祀る事ができない事情があったようです。

東神門
金沢城の二之丸にあった唐門で、明治3年には旧卯辰山招魂社前、昭和38年に現在の場所に移築されました。 金沢城の現存建築物の一つです。
1760年の金沢城の火災でも彫刻されている2匹の龍が水を呼び焼失を逃れたとの言い伝えがあります。
尾山神社・東神門

摂社 金谷神社
二代目藩主利長公から十七代目当主、および、歴代藩主・当主の正室が祀られています。
「金谷」と言うのは、神社ができる前にあった「金谷御殿」の事で、側室などの住居などがあったようです。
尾山神社・金谷神社

尾山神社・金谷神社

拝殿
前田利家を祀る神社ですが、平成10年からは正室のお松の方も合祀されています。
かなり立派な拝殿で、当日も参拝する多くの人が並んでいました。
自分も旅の安全祈願をしておきました。
尾山神社・拝殿

尾山神社・拝殿

神門
非常に珍しい形をした神門です。 日本の神社でこんな形の物は見た事がありません。
和式と様式が混ざっていると言うか、タイとか、台湾とかの寺にありそうな感じの建物です。
神社とステンドグラスの組み合わせも初めて見ました。
ちなみにこの建物に設置されている避雷針は日本最古の物です。
尾山神社・神門

尾山神社・神門

尾山神社・神門

神苑
旧金谷御殿にあった庭園のようですが、多少は手が加わっていると思います。
昔は兼六園から暗渠(地中に埋めた水路)で池の水を引いていたようですが、現在は井戸でくみ上げているそうです。
尾山神社・神苑

尾山神社・神苑


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