神奈川県 大涌谷 ― 2026年03月20日
箱根にある大涌谷は、箱根火山最後の水蒸気爆発を起こした時の爆裂火口です。 箱根火山は今でも活動している活火山で、火山ガスの濃度が高い場合は立ち入りが規制される場合もあります。
40 ~ 24万年前、度重なる火山により、いくつもの成層火山(同じ火口から噴火を繰り返した円錐状の火山)を形成します。
23 ~ 13万年前、火山群の中心で大規模な噴火が繰り返し発生した事により、カルデラと外輪山が形成されました。 また、この時、真鶴半島も形成されます。
13 ~ 8万年前、火山活動はカルデラの中に限定され、カルデラの中に中央火口丘が形成されます。 鷹巣山、浅間山、屏風山などの山頂も緩やかな大地としてこの頃に出来ます。
8 ~ 4万年前、爆発的な噴火が何度も繰り返し発生し、大規模な火砕流なども発生します。
4万年以降、粘度の高い溶岩が噴出し、神山、駒ヶ岳、双子山などが作られます。
また、3000年前、神山の一部が崩れて大涌谷が出来ました。 また、その時、早川を堰き止めて出来たのが芦ノ湖です。
駐車場
芦ノ湖側から大涌谷に行くには県道 735号を通るのですが、この道路は非常に混雑します。
バイク用の駐車スペースは車とは別なので、駐車場の空には問題無いかも知れませんが、車の渋滞に巻き込まれると先に進む事が出来ません。
多分、桃源台駅からロープウェイで行くのが一番妥当なのかも知れませんが、それでも駐車場の確保に苦労するかも知れません。
ここは、朝 9:00 の一番乗りを目指した方が良さそうですね...。
大涌谷と言えば、黒い温泉卵が有名なのですが、到着した 13:00 頃には最初の店では売り切れになってました..。 多分、何件か売っている店があると思うのですが、何処も長蛇の列だったので、今回は黒い燻製卵を買って帰りました。
普通の黒卵と違い、燻製卵の方は日持ちするので事前に作っておけるのでしょう。
普通の黒卵が売り切れでも、燻製卵の方は購入出来ました。
後でホテルで食べましたが、美味しかったです。
しかし、ガスが凄いです。
いきなり噴火したら助からないですね..。
まぁ、色々な観測装置を設置しているとは思いますが...。
箱根ジオミュージアム
箱根火山に関する資料を展示している資料館です。 入場料も 100円で非常に安いです。
大きな資料館では無いですが、展示物が充実していて見所が多かったです。
蒸気造成温泉
これは、大涌谷の谷底にある、火山ガスから温泉を生成する装置の模型です。
地下数 100m まで採掘し、噴き出したガスに対して天然水をシャワーのように降りかけます。
振りかけた水は温泉の成分が染み込んだ温泉となり、強羅や仙石原に送られます。
お湯が汲み上げる以外に、水に火山ガスを混ぜて温泉を生成してたのですね...。
揚湯泉
温泉を汲み上げる装置の模型です。
地下深くにある温泉の場合、水圧によって自動的に湧き出してきますが、浅い部分にある温泉の場合、ポンプで汲み上げる必要があります。
但し、渦巻ポンプの場合、大気圧の問題により 8m 以上は汲み上げる事が出来ません。
エアリフトと呼ばれる方式では、深い場所にある温泉を汲み上げる事ができます。 この模型はその原理を説明しています。 エアリフトは、コンプレッサーで圧縮した空気を井戸に注入します。 気泡と地下水を混ぜる事により温泉の密度が低下して浮力が発生します。 その浮力を利用して温泉を汲み上げます。
アンカー工法
テンドンと呼ばれる PC 鋼材などの引張材を岩盤に固定し、地滑りなどを防止する技術です。
ダムでも基礎岩盤の補強で良く見かけます。
火山地帯の場合、腐食の問題から PC 鋼材による対応が難しかったのですが、腐食に強い素材を取り入れる事により施工が可能になりました。
ここからだと、谷底がガスでほとんど見えません。
ロープウェイからだと、もっと良い景色が見えるのかも知れませんが、ガス次第ですかね...。
谷底の方には温泉設備がありそうですが、点検作業とかも大変そうですね...。
大涌谷延命地蔵尊
弘法大使が大涌谷の地獄のような風景に心を痛めて地蔵菩薩を作ったのが始まりと伝わります。 「延命子育ての地蔵」とも呼ばれています。
黒卵を一つ食べると 7年寿命が延びると言われているのも、この地蔵にあやかっての事らしいです。 しかし、弘法大使の伝説は日本各地にありますが、なぜ、そこまで伝説が広まったのか不思議です。 お弟子さんの努力かな...。
大涌谷自然研究路
大涌谷自然研究路は自由に見学できると思っていたら事前予約制でした...。
空きがあればと思い、当日申し込み可能なのか受付に行ってみたのですが、やはり満員で見学する事は出来ませんでした。
ただ、事前予約しても良いのですが、道路の混雑具合を考えると、そうとう余裕を持って行動しないと集合時間に間に合わなくなる可能性がありますね...。
いつかは見学したいですが、なかなか敷居が高そうです。
次は、是非、この中に入りたいですね...。
一度、芦ノ湖に宿を取って、箱根登山鉄道やロープウェイなどの公共交通機関で来てみたいですね...。 ただ、芦ノ湖周辺はホテルとか高そうなんだよね...。













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