鳥取砂丘2017年08月23日

鳥取砂丘は鳥取県にある海岸砂丘で、一般に立ち入り可能な砂丘としては日本最大です。
あまり知られてませんが、青森県の猿ヶ森砂丘の方が鳥取砂丘より遥かに大きいのですが、ほとんどが弾道試験場の敷地となっており一般人の立ち入りは出来ません。
鳥取砂丘の砂は中国山地の花崗岩が風化し、川から海に流れ込んだ物が季節風によって海岸に再び打ち上げられて堆積した物です。

ジオパークセンターの向側にある砂丘会館の駐車場にバイクを停めます。
早速、案内所で鳥取砂丘の地図を入手して散策を開始します。 砂丘入り口の階段を上がると広大な砂丘が広がります。 遠くに「馬の背」と呼ばれる砂の壁が見えます。
鳥取砂丘・馬の背

凄い風景です。 砂漠みたいです。
鳥取砂丘

「馬の背」の高さは 46m もあります。 風によってこれだけの高さに成長したのでしょうか?
一般的には脇の緩やかな斜面から「馬の背」の上に登るのですが、中には急な斜面を強引に
登る人達もいます。 あまり見た事が無い非日常的な風景です。
鳥取砂丘・馬の背

鳥取砂丘・馬の背

「馬の背」の上から歩いてきた駐車場の方を振り返ります。
意外とここまで距離があった事に気が付きます。 地図を見ると、400m くらいはありそうです。
目標物が少ないので遠近感が少し変なのかも知れません。
鳥取砂丘

上まで登ってきて、ここが海岸である事を思い出します。
砂の壁で海が見えなかったので海岸の印象が消えてました。
鳥取砂丘

砂漠のような場所かと思いきや、意外と緑地も多いです。
近年、外来植物による緑地化が進んでいるらしく、砂丘の様子が変わりつつあるそうです。
ボランティアによる除草作業なども行われているようですが、ここから見えるのは本来のオアシスなのでしょうか? 帰りに近くに行ってみましょう。
鳥取砂丘・緑地

結構、落差がありますね...。
鳥取砂丘

案内所で地図をもらう時、「風紋」の話を聞いたので探してみる事にします。
踏み荒らされていない奥の方に行くと、それっぽい模様が砂の上に見えます。
「風紋」は 5 ~ 10m 位の風が吹くと現れるようなので、ちょっと風が弱かったのかも知れません。 条件が揃えば、もっとはっきりと模様が出るのだと思います。
鳥取砂丘

鳥取砂丘

立ち止まって振り返ると自分の足跡だけが残っています。
この足跡も明日には風で消されてしまうのでしょう。
鳥取砂丘

さて、そろそろ戻りましょう...。
鳥取砂丘

帰りは、先ほど上から見えた緑地に寄り道します。
意外にも、鳥取砂丘には湧き水が流れてました。 季節によっては池ができるそうです。
植物はこの湧き水の周辺に広がっていました。 正確な事は分からないけど、多分、生えているのはコウボウシバ。 植物は本当に生命力が強いです。
鳥取砂丘・緑地

鳥取砂丘・緑地

最後に砂丘会館で土産に「二十世紀梨チューハイ」を数本買ってホテルに向かいます。
今度は砂丘の近くに宿泊して夜や早朝に来てみたいです。
海外からの旅行者も多かったですが、なかなか印象的な場所でした。