東京都 東京国立博物館 「はにわ」展~表慶館 ― 2024年10月20日
東京国立博物館で特別展「はにわ」が開催されていたので観に行く事にしました。
一番の見所は4体揃った「挂甲の武人」で、彩色復元された挂甲の武人も展示されてました。 同形の「挂甲の武人」がこれだけ揃うのも珍しいかと思います。
個人的には、可愛らしい動物の埴輪が気に入りました。 古代の人々の優れたデザイン性が見れて良かったです。 写真撮影が OK だったのも良かったです。
子馬形埴輪
古墳時代 6世紀の物で、大阪府四條畷市の忍ヶ丘駅前整備事業に伴う事前調査にて出土しました。 小さな埴輪で、普通にかわいいです。 レプリカがあったら部屋に飾りたいくらいです。
でも、何の為に作ったのでしょうか?
牛と猪の埴輪も良い感じです。
多分、見つかった時はバラバラだったと思います。
欠損部分などは他で出土した埴輪などから推定するのだと思いますが、復元する側もセンスが求められる作業になりますね..。
訪問時はちょうど表慶館で 『JRA70周年特別展示「世界一までの蹄跡」』 も行われてました。
1階は JAR の競馬による展示なのですが、2F はフリー見学が可能でした。
表慶館は入れない場合が多いので、このように割と自由に内部が見れる機会は貴重でした。
今回は2階に展示物はありませんが2階に上がる事は出来ます。
過去に展示会場として使用された時に2階に上がった事はありますが、人がほとんどいない状態で2階を見学したのは今回が初めてです。
ここは、建物自体が美しいので、もっと公開しても良さそうに思えます。
建物の中央部分が吹き抜けになっており、天井がドーム状になっています。
窓枠や柱も西洋風も西洋風で、所々に手の込んだ装飾が施されています。
多分、コストが優先される現代では、このような建物はもう建てられないのかも知れません。
1階は歴代の有名な競走馬に関する資料を展示。
競馬に興味が無くても、これだけじっくりと表慶館が見学できる事も珍しいのでいい機会でした。
迎賓館に似ていると思ったら、建築家は東宮御所(現在の迎賓館)を手掛けた片山東熊氏。
大正天皇の結構を記念して 1900年に計画され、1909年に開館した建物です。
外観もとても素晴らしいです。
「はにわ」展も良かったのですが、こっちも良かったです。
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