香川県 高松城2015年09月22日

四国 100 名城めぐりの旅も残すところ2城になりました。
高松城(別名、玉藻城)は 1588 年に讃岐の領主となった生駒親正によって築城されました。
今見られる遺構のほとんどは 1642 年に松平頼重によって改修された姿とされています。 現在は玉藻公園として管理されており、訪問した当日は「開園60周年記念」として無料開放されてました。
高松城・旭門

艮櫓(うしとらやぐら)
1667 年に東の丸の北東の隅に建てられた櫓です。 現在の位置は太鼓櫓が建っていた場所で、昭和40年に艮櫓を旧太鼓櫓跡に移築しました。 この櫓は園内からよりも外から見た方が綺麗かも知れません。
高松城・艮櫓

高松城・艮櫓

中堀の様子です。 打ち込みハギでしょうか? 石垣が綺麗です。
入口である旭門で 100 名城のスタンプをもらって中に入ります。
高松城・中堀

披雲閣
本来なら桜御門跡を通って行けるのですが、当日は桜御門跡周辺の改修工事が行われており、少し遠回りしました。
松平藩時代に披雲閣と呼ばれる建物は存在しており、現在の披雲閣の倍くらいあったようです。 その披雲閣は明治時代に取り壊され、現在建物は大正6年に建てられた物です。
高松城・披雲閣

高松城・披雲閣

裏手は披雲閣庭園になっています。
披雲閣庭園も大正6年の披雲閣建築時に造園された物ですが、一部、江戸時代の面影を残しているそうです。 庭園内には昭和天皇・皇后が手植えされた松の木もあります。
高松城・披雲閣庭園

高松城・披雲閣

月見櫓
月見櫓は、松平頼重が入城後に埋め立てた郭の隅櫓として 1676 年に建てられました。 当日は修繕工事中だったので近づきませんでしたが、隣の水手御門は船着き場になっている変わった門です。
高松城・月見櫓

パンフの写真を見ると、この辺りは園外からの方が眺めがよさそうです。 ただ、高知からの移動で疲れてたので行きませんでしたが...。
高松城・月見櫓

鉄門跡(くろがねもんあと)
三の丸から二の丸への入口にあった門跡です。 この場所に櫓門形式の門があったそうです。 この門跡でも、大きな石が使われてました。
高松城・鉄門跡

高松城・鉄門跡

鞘橋
この橋が本丸へ通じる唯一の通り道になります。
当時は「らんかん橋」と呼ばれ、屋根はありませんでした。 江戸時代の改修時に取り付けられたと考えられています。 現在の橋は明治17年に天守を解体した際に架け替えられたものです。
高松城・鞘橋

平成18年の天守台修理により、本丸側の一部が解体され、平成23年に修復されたそうです。 よく見ると、本丸側の色が少し異なります。
高松城・鞘橋

天守台へ向かいましょう。
高松城・鞘橋

天守台
天守台は修理された後なので、綺麗な状態です。
天守が解体された後は、松平頼重を祀る玉藻廟が建てられましたが、それも天守台の修理時に撤去されました。 現在は何もありません。
高松城・天守台

天守は3重4階だったそうですが、地下1階があったそうです。
たしかに、天守台の内側は不自然に深いです。 基石が田の字に並んでるのが解かります。
高松城・天守台

水門
遠くに水門が見えます。 高松城の内堀はこの水門を介して海と繋がっています。 遠くには瀬戸内海も見えます。
高松城・水門

内堀は船で遊覧する事も出来ます。 餌をあげてるのか、船の回りに魚がウジャウジャ集まってます。 よく見ると、内堀の魚は海水魚です。 釣りをしたらけっこう釣れそうな感じです。
高松城・内堀

高松城・内堀の魚

さて、これから徳島のホテルまでひとっ走り...。 四国 100 名城もあと一つ。
高松城