愛知県 御油の松並木2020年03月21日

東海道35番目の宿場町が「御油宿」で、36番目が「赤坂宿」になります。 その宿場町の間にあった並木の一部が「御油の松並木」として今でも保存されています。
折角なので、愛知県の続100名城巡りの帰りに寄り道してみる事にします。

高速道路を下りて国道1号に入りますが、物凄い渋滞でした。 渋滞がひどいのですぐに御油の松並木がある旧東海道に入ります。 旧東海道は想像していたよりも細く、また交通量の多い道でした。 地元の人には渋滞する国道1号の抜け道として利用されているのかも知れません。
地図を確認する為にバイクを停めたのが赤坂宿公園です。 この公園には高札が再現されてました。 本当は赤坂宿を見て回りたかったのですが、ここにバイクを停めて散策するのも気が引けたので赤坂宿の散策は諦めます...。
赤坂宿公園・高札

美しい景観の御油の松並木を通り過ぎた後、音羽川の対岸にある御油の松並木駐車場にバイクを停めます。 ここは思ったよりも大きな駐車場でした。
ただ、ここから御油の松並木まではすぐなのですが、赤坂宿や御油宿の本陣があった所まで歩くとちょっと距離があるかも知れません。 時間に余裕がある時は良いのですが...。
御油松並木公園

寒桜でしょうか?
駐車場の脇でキレイに咲いてました。
御油松並木公園

もっと気になったのが、この丸く残った葉。
人為的なのか、何かの巣なのか....。 後で調べたけれど、結局、何なのか分からず終い...。
気になりますが、御油の松並木とは関係無いので先に進みましょう....。
御油松並木公園付近

御油の松並木は、街道の歩行者を暑さ寒さや強風から守る為に植えられた物で、昔の街道跡では松や杉の並木を良く見かけます。
御油の松並木は 1604年、奉行だった大久保長安が幕府の命を受けて植林した事により生まれました。 江戸時代は多くの旅人がここを歩いていたのですが、現在でも多くの車が行き来しています。
御油の松並木

御油の松並木

御油の松並木

車が入らないように写しているだけで、実際はかなりの交通量があります。
歩いて散策する時は車には気をつけてください。
御油の松並木

幕府が管理していた松並木は、明治に入ると管理者不在の状態になりますが、御油町の人々によって管理されます。 1944年(昭和19年)に国の天然記念物に指定され、江戸時代の風景を今でも見る事ができます。
御油の松並木

御油の松並木資料館がある御油宿の方まで歩こうかと思ったのですが、ちょうど資料館の休憩時間に入ってしまい、1時間近く待つ事になるので諦めました。
バイクで通行していて行ってみたい場所もあったので、赤坂宿や、御油宿にも観光駐車場が欲しい所ですね...。 歩くの前提で電車で行った方が良いのかも知れません。