静岡県 駿府城 ― 2014年03月22日
静岡県静岡市葵区にある城跡で現在は駿府城公園として管理されています。 街中にある城跡なのでバイクを停められる場所を探すのに苦労しましたが、なんとか周辺の駐輪場を見つけて駐車しました。
駿府城は 1585 年に徳川家康によって築城されましたが、初期の頃は一回り小さかったそうです。 江戸幕府を開いた後、将軍職を譲った家康は駿府城を増改築し、この地に移り住みました。
巽櫓
写真を撮り忘れました...。 かろうじて左端に見えるのが巽櫓です。
巽櫓は1635 年の火災で焼失後に再建されてましたが、1854 年の安政大地震で全壊していたようです。 現在の建物は1989 年に復元された物です。
東御門
東御門は1635 年の火災で焼失し、1638 年(寛永15年)に再建されています。
現在の建物は 1996 年に寛永年間に再建された時の姿を目指して復元されました。
ここから中に入る事ができます。
二の丸水路
本丸堀と二ノ丸堀を繋ぐ水路で、本丸の水位を維持する役目を果たしてました。 水路の両側は石垣が組まれており、本丸側の底にも石が敷き詰められていました。 水路の石垣の下の方は家康が築城した当時の遺構だそうです。
本丸堀
駿府城には三重の堀がありました。 本丸堀は一番内側の堀であり、本丸を囲むように設置されていました。 幅23~30m、深さは5mありました。
堀の石垣は打込ハギで積まれています。
坤櫓(ひつじさるやぐら)
こちらの櫓も安政大地震で全壊していたようです。 復元中の櫓がほぼ完成してましたが、一般公開は4月2日からです。
外観は2重ですが3階建ての櫓で、外観や内装は昔の資料を参考に復元したそうです。
中堀
この大きな堀が中堀になります。 この外側にさらに外堀があるので、相当大規模な城郭だった事が解ります。
明治29年に軍が使用した時に内堀や施設のほとんどは取り壊されてしまいました。 このパターンで歴史的な建物が取り壊されるケースは結構多く、非常に残念です。
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