東京都 神代植物園2017年02月19日

神代植物園の訪問は2、3年ぶり3回目です。
冬の寒さから長らく冬眠中のバイクですが、少し暖かくなってきたので久々に乗ってみる事にしました。
神代植物園が開園したのは昭和36年なので、結構、歴史が長いです。
別園として、水生植物園、植物多様性センターなどがあります。

大輪緑萼(たいりんりょくがく)と言う品種の梅の花が綺麗に咲いてました。
説明によると、八重咲きの白い梅で盆栽や庭木などに使用されるようです。
神代植物園・梅・大輪緑萼

神代植物園・梅・大輪緑萼

風が強く、思ったよりも寒かったので温室に避難します。
1984 年にオープンした温室で、広さは 2,656㎡もあります。
2016 年にリニューアルされました。
神代植物園・大温室

カリアンドラ・エマルギナタ
オオベニゴウカンと区別が付かないですね...。 同じマメ科の植物のようなので、近い品種なのかも知れません。
神代植物園・カリアンドラ・エマルギナタ

ドンベヤ
「里見の春」とも書かれてましたが品種名でしょうか? でも、熱帯花木室に咲いていた花なので、日本で普通に見られる花では無いように思えます。
神代植物園・ドンベヤ

ウツボカズラ
有名な食虫植物です。 補虫袋から放出される物質により虫を集め、内部の消化酵素で溶かして吸収します。 大きな袋の下の方を見たら、子供のような袋が寄り添ってました。
神代植物園・大温室・ウツボカズラ

神代植物園・大温室・ウツボカズラ

ラン、ベゴニア展示室
ランやベゴニア自体は展示されてましたが、専用の展示室があった記憶が無いので今回のリニューアルで増設されたのかも知れません。

ランは変わった形をした花が多く、綺麗とようより、ちょっと不気味な感じがします。 個人的な感想ですが...。
神代植物園・ソブラリア・マクランタ

個人的にはダイナミックな花を咲かせるベゴニアの方が好きです。
種類も豊富で、大きな花を咲かせる物から、小さな花まで多種多様です。
神代植物園・ベゴニア

神代植物園・ベゴニア

神代植物園・ベゴニア

熱帯スイレンの展示も充実してます。
水面から突き出るように鮮やかな青や紫色の花が咲きます。
亜熱帯を中心に約40種が存在するらしく、思ったよりも種類が少ない印象を受けました。
神代植物園・熱帯スイレン

暖かい温室から出てうめ園に向かいます。
日当たりの良い場所では綺麗に咲いてました。 でも白い梅が目立ちます。
単に、赤い梅が日当たりの悪い場所にあるだけなのでしょうか?
神代植物園・梅

薄色縮緬(うすいろちりめん)と言う品種の梅です。
白と言うより、薄いピンク色の花に見えます。 5個の花弁が波打っている事からこの名が付いたそうです。
神代植物園・梅・薄色縮緬

サンシュユ
梅園に向かう途中、黄色い変わった花が目に入りました。
サンシュユは、中国、朝鮮半島原産の植物で、江戸中期頃に日本に渡って来たそうです。 この木はヨーグルトの木と親戚関係にあるらしく、温めた牛乳にサンシュユの枝を入れておくとヨーグルトが作れるそうです...。
神代植物園・サンシュユ

うめ園に到着。
品種の違いなのか、日当たりが良い割には開花状況はいまいちでした。
神代植物園・うめ園

赤や白の花の代わりに、黄色い花がやたらと目立ちます。
その一つがロウバイ。
神代植物園・ロウバイ

神代植物園・ロウバイ

黄色いのが全部ロウバイかと思いきや、マンサクもありました。
モリス・パリダと言う品種のようですが、他の種類もあるようです。
この時期は黄色い小さな花の木が多い?
神代植物園・モリス・パリダ

椿も結構、綺麗に咲いてました。 写真は卜伴錦と言う品種です。
この時期は地味な花が多いので、椿の花は目立ちます。
神代植物園・卜伴錦

帰り道、梅の木がワサワサ揺れていたので、よ~くみるとヒヨドリやメジロが梅の花を突っついてました。
でも、東京では、花札のように梅に鶯は無理かな...。
神代植物園・ヒヨドリ

神代植物園・メジロ

うめ園が満開になるにはもう少し時間がかかりそうですが、神代植物園は梅だけでもかなりの種類があるので、多少時期がズレても見所がありそうです。