三重県 松阪城2014年08月13日

日本100名城の一つ松阪城。 所在地は三重県松阪市殿町。
松ヶ島城の発展性に限界を感じた蒲生氏郷が 1588 年に築城したのが築城しました。 現在は石垣のみが残っています。
バイクを市営駐車場へ止めて表門へ向かいます。
松阪城・入り口

松阪城

月見櫓跡
石碑しかありませんが、この辺りに月見櫓があったそうです。
かなり高い石垣が当時のまま残されています。 柵も何も無いので、ちょっと危ない感じがします。 もっとも、柵なんか立てたら史跡の保存としては問題がありますが...。
松阪城・月見櫓跡

松阪城・月見櫓周辺

天守跡へ向かいます。
三重五階の天守があったそうですが 1644 年の台風で倒壊し、その後は再建される事は無く、天守台のみが残ったそうです。
松阪城

松阪城・天守跡

広々とした本丸上段跡。
この城の本丸は上段下段に別れており、先ほどの月見櫓周辺が下段、天守周辺が上段になります。
松阪城・本丸上段

天守の横にあったのが敵見櫓。
本丸を挟んで反対側にあるのが金の間櫓。 供に台座のみしか残っていません。
松阪城・敵見櫓

松阪城・金の間櫓跡

この城跡の見所は見事な「野面積み」や「算木積み」からなる石垣だと思います。 落差もけっこうあるので迫力があります。 蒲生氏は安土城の築城にも関わっており、その時の技法が使われているとの事です。
松阪城・石垣

松阪城・石垣

松阪城・石垣

周辺にも色々な施設があるので立ち寄ります。
松阪市立歴史民俗資料館。 この建物は明治45年に図書館として建てられました。 昭和52年に図書館が別の場所へ移転したのに伴い、現在は資料館として使用されています。
松阪市立歴史民俗資料館

本居宣長旧宅
国学者本居宣長の旧宅「鈴屋」が本居宣長記念館で観る事ができます。
本居宣長は古事記を研究解読し、35年かけて「古事記伝」を著した人物です。
本居宣長旧宅

本居宣長旧宅

桜松閣は、本居宣長旧宅の移築に伴い管理事務所として建てられた建物だそうです。 昭和63年からは茶席として使用されているそうです。
本居宣長旧宅・桜松閣

少し離れますが、松阪商人の館に立ち寄ります。
ここは、江戸初期の豪商・小津清左衛門の邸宅を資料館として公開しています。 近くには、三井家発祥の地もあります。
松阪商人の館

松阪商人の館

松阪商人の館