香川県 丸亀城2015年09月19日

100 名城の一つ、丸亀城の天守は現存12天守の一つでもあります。
1597 年に生駒親正が高松城の支城として築き、ほぼ現在の形で完成していたようです。 1641 年には生駒氏のお家騒動により山崎氏に城主が代わりますが後継ぎがなく3代で終わります。 1658 年に京極氏が城主になり明治時代まで続きます。

シルバーウィークを使って四国の 100名城を回るプラン。 最初の1個目が丸亀城で、東京から13時間以上かけてやっと到着。 丸亀市立資料館の駐輪場にバイクを止めて散策を開始します。

玄関先御門と番所・長屋
城に通じる場所では無いので何の門だか疑問でしたが、藩主居館への入り口だったようです。 門には番所が隣接しています。 番所は御駕籠部屋にも使用されていたそうです。
丸亀城・玄関先御門

丸亀城・番所長屋

大手一の門、二の門
上が一の門、下が二の門、それと大手門から見た内堀の様子です。
当初はもっと南にあったそうですが、京極氏が入城する際に現在の位置に移築されたようです。 大手一の門には時間を伝える太鼓が置かれ、太鼓門とも呼ばれてました。
丸亀城・大手一の門

丸亀城・大手二の門

丸亀城・内堀

本丸周辺の石垣
反りが見事で高い石垣です。 石垣の高さは22m あります。
石垣は打ち込みハギでつまれており、だいたい同じくらいの大きさの石にそろえられています。
丸亀城・本丸周辺の石垣

丸亀城・本丸周辺の石垣

三の丸
見返り坂を上った先に三の丸がありましたが、現在はだたの広場です。
これと言った物が見当たらなかったので先に進みます。
丸亀城・三の丸

丸亀城・三の丸

戌亥櫓跡
明治2年の火災で焼失してしまい、現在は残念ながら土台のみしか残ってません。 眺めの良い場所なので多くの人が集まってました。
丸亀城・戌亥櫓

天守
やっと天守に到着しました。 三重三階の層塔型天守ですが、正直、思ったよりも小さい印象を受けました。 大きな城だと櫓でもこの位のサイズがありそうです。 とは言え、貴重な現存天守。 受付で 100 名城のスタンプを押した後内部を見学します。 ちなみに天守が完成したのは 1660 年なので、築城を開始してから3年後です。
丸亀城・天守

丸亀城・天守

丸亀城・天守内部

丸亀城・天守内部

丸亀城・戌亥櫓

野面積み石垣
月見櫓跡の下の方に一部野面積みの石垣が残ってました。 明らかに他の石垣とは積み方が違うのが解ります。 この辺りは作られた時期が異なるのでしょうか?
丸亀城・野面積み石垣

丸亀城・野面積み石垣

搦手口
大手門のちょうど裏側にあたる搦手口側から再度三の丸へ上ってみます。
サイズが多少不ぞろいな打ち込みハギは、隙間に小石を入れて調節している事が解ります。 大手口側とは異なった雰囲気で、個人的には搦手口側の方が気に入りました。
丸亀城・搦手口

丸亀城・搦手口

遠くに見えるのは飯野山。 讃岐七富士の一つです。
すごく特徴的な形をしてるので非常に目立ちます。
丸亀城・飯野山

三の丸井戸
直径約 2.5m 深さ約 56m の井戸です。 現在は空井戸で城外への抜け穴伝説があります。
丸亀城・三の丸井戸

丸亀城は見所が中央に集約されていて散策しやすい城でした。 城壁も綺麗な美しい城でした。 明治の頃に櫓や多聞が取り壊されてしまったのが残念です。