群馬県 水澤観音2018年07月15日

群馬県渋川市にある寺院で、当初、予定に入って無かった訪問でした。
宿泊したホテルに近かったので、世界遺産、荒船風穴を観に行く途中に立ち寄る事にしました。 水澤観音は推古天皇の勅願により創建されたと伝わっており、推古天皇の在位期間は 592 ~ 628年なので、かなり古くからある寺院のようです。

仁王門
1787年に建立されたと考えられている楼門です。
楼門を守るように入り口の両サイトには仁王像、および、風神雷神像が安置されています。
また楼門の2階部分には釈迦三尊が安置されています。
天上には狩野探雲によって竜が描かれています。
水澤観音・仁王門

水澤観音・仁王門の天井画

水澤観音・仁王門

子安大明神
参拝する人もおらず、何なのか分りませんでしが、古い御堂を守る覆堂のようです。 中に祀られているのは子安大明神で、安産祈願として全国で見かけます。
建物には「立春大吉」「転禍為福」のお札らしき物が貼られてました。 「立春大吉」は厄除の札に書かれ、節分に由来するらしいです。 「転禍為福」は「わざわい転じて福となす」の有名な言葉です。
水澤観音・子安大明神

水澤観音・子安大明神

本堂
1787年に建立されたと考えられています。
水澤観音は何度か火災による被害を受けており、元禄~宝暦、天明年間に再建された建物が多いようです。
彫刻や天井画が美しい本堂で、本尊の十一面千手観世音菩薩は非公開です。
水澤観音・本堂

水澤観音・本堂

水澤観音・本堂

六角堂
1787年に建立された六角堂です。 この御堂の「六角」は、天道、人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道の六道を意味しており、六道を見守る地蔵尊が安置されています。
この地蔵尊の台座部分は回転させる事が可能で、左側に3回廻しながら祈るそうです。
2階部分には大日如来が安置されているようです。
水澤観音・六角堂

水澤観音・六角堂

飯綱大権現
本堂奥にある急な階段を登った先に鎮座しています。
社殿は 1994年に建替えられた新しい物です。
飯綱大権現は長野の山岳信仰が発祥のようで、高尾山薬王院などが有名です。
水澤観音・飯綱大権現

水澤観音・飯綱大権現

鐘楼
1975年に鋳造した鐘なので、最近の物のようです。
1回 100円で鐘を撞く事が可能です。 実際に鐘が撞ける寺院は少ないので記念に撞いてきました。
水澤観音・鐘楼

境内には多くの石仏が並びますが、アンパンマンの石像も...。
水澤観音・石仏

水澤観音・アンパンマン

思ったよりもこじんまりとした寺院でした。 駐車場は十分な広さがあります。
到着したのが早朝だったので、人も少なく静かで、雰囲気が良い場所でした。
水澤観音


コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://hiros-info.asablo.jp/blog/2018/07/15/8958329/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。