栃木県 山縣有朋記念館 ― 2025年04月27日
山縣有朋記念館は 1909年(明治 42年)に神奈川県小田原の別荘として建てられた洋館です。 この建物に当時の重鎮や閣僚が集まり、国の大切な打ち合わせなどが行われました。
1923年(大正 12年)の関東大震災で建物は倒壊しますが、翌年、保存の為に嫡男伊三郎が現在の場所に移築しました。
1992年から山縣有朋の遺品や資料を展示する山縣有朋記念館として公開されています。
元々、訪問する予定には無かった場所ですが、「森の発電おはなし館」が休館中で沼原ダムのダムカード入手に失敗し、ホテルに戻る途中に何かないかと探して見付けました。
栃木県には何度も来てますが、ここの存在はまったく知りませんでした。
場所も、思ったよりも山奥にあり、本当にこんな場所に建物があるのか不安になるような所でした。 駐車場は広かったので、停める場所には困らないと思います。
山縣有朋がこの付近の払下げ許可を得て伊佐野農場(のちに山縣農場)を開設したのは 1886年(明治19年)の事です。 その頃はほとんどが山林だったようです。
現在の資料館のある周辺は全て山縣農場だったようですが、開墾後は地元の小作人に土地の払下げを行っており、地域の農業発展に大きく貢献したようです。
建物は木造の洋館 2棟で、移築した当時、この付近でこのような建物はかなり珍しかったと思います。
青い方の建物は綺麗な状態でした。
割と最近、補修されたのかも知れません。
クリーム色の方は、少し汚れが目立ちますね..。
色的にも汚れが目立ちそうですが、文化財なので補修にも制約があるのでしょう...。
今でも目立つ建物ですが、通りから少し離れた場所にあり、気が付かずに通りすぎる所でした..。
記念館の隣にあった神社です。
何の神様が祀られているのかは不明...。
手入れはちゃんとされている感じでした。
建物内部の見学は有料で少しお高めですが、見学後はコーヒーのサービスもあります。
訪問した時間も少し遅かったので、他に見学者がおらず、ゆっくりと見学する事ができました。
館内の撮影が NG なのが残念。
建物内も良かったので、内装だけでも写真が撮れるようになる事を期待しましょう。
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