京都府 貴船神社 ― 2026年01月11日
貴船神社は京都市左京区鞍馬貴船町にある神社で、全国に 2,000以上あると言われる水を司る水神の総本宮です。
創建年代は不明です。 社伝には天武天皇白鳳 6年(約 1300年前)に社殿造替を行った記録があるので、それよりも前だと考えられています。 なお、「白鳳 6年」と言うのは独自の年号のようで、正式な年号では無いそうです。
長きにわたり、賀茂別雷神社(上賀茂神社)の摂社として扱われていたようですが、明治以降、独立した神社になりました。
今回は鞍馬寺から歩いて貴船神社に来ました。
鞍馬寺を西門から出て奥ノ院橋を渡ります。
貴船川を見ると、川の中に正月飾りのような物がありました。
二の鳥居
貴船神社の一の鳥居は、ここからかなり離れた貴船口駅付近にあります。
鞍馬山側と比べると、貴船神社の方は人が多いですね...。
鳥居の先は表参道です。
灯篭が並ぶ表参道の階段は有名です。
ここは記念撮影する人が多く、人が入らないように撮影するのが困難な場所でした..。
表参道の階段を登ると本宮入り口の門が見えてきました。
龍船閣
休憩所のような場所です。
中から見ている時には気がつかなかったのですが、この建物は清水寺のような懸造になっており、急斜面に建てられています。
境内はそれほど広くはありません。 広さの割に参拝者が多い印象です。
荒々しい馬の像がありました。
貴船神社は絵馬発祥の社と言われてます。
昔、貴船神社は雨乞いの神社として知られており、天皇家は日照りの時は黒馬を、長雨の時には白馬、又は赤馬を奉納して祈願していたようです。 やがて、生きた馬の代わりに板に書いた馬の絵を奉納するようで、それが絵馬の始まりのようです。
手水舎も混雑してます。
正月とかは、もっと混在しそうですね..。
本宮 拝殿
社殿も非常に混雑してました。 列に並んで参拝します。
本宮に祀られているのは、高龗神(たかおかみのかみ)です。 高龗神は、伊弉諾尊の御子神(子供にあたる神様)で、水の供給を司る神様です。
貴船神社が何故、縁結びとして知られているのか不思議でしたが、水を浄化し、悪縁を洗い流して良縁を運んでくる事から縁結びの御利益があるとされているようです。
本宮を出て結社(中宮)に向かいます。
大体、歩いて 5 ~ 6分程度の距離です。
結社
ここの御祭神は磐長姫命です。
磐長姫命は木花開耶姫命の姉姫です。 木花開耶姫命が瓊々杵命を娶る時、父の大山祇神は姉の磐長姫命も勧めたが、磐長姫命は美しい木花開耶姫命だけを娶りました。
磐長姫命は人々に良縁を授ける為、この地に鎮座したと伝わります。
なので、縁結びとしてはこちらの方が主役なのかも知れませんね...。
結社 天乃磐船
結社の隣にある船の形をした大きな岩で、貴船の山奥から出土しました。
奉納されたのは 1996年なので、ここにあるのは割と最近のようです。
これだけ「貴船」の地名にマッチした岩が良く見つかった物です。
結社 御神木
樹齢 400年と推定される桂(かつら)の御神木です。
多くの枝が天に向かって伸びて広がっていく事から龍の姿になぞられるようです。
気力の衰えを回復させ、運気を上昇させる力があると伝わります。
結社はこじんまりとしている印象です。 最後に一番奥にある奥宮に向かいましょう。
ここから奥宮へは歩いて 5 ~ 6分程度です。
奥宮 思ひ川の鳥居
奥宮の入り口にある鳥居で、鳥居の先には小さな川に架かる橋があります。
昔は奥宮が本宮で、参拝する人はこの小川で身を清めてから参拝していたようです。 どうやら 1046年の水害で社殿が流出し、1055年に本宮を再建する時に現在の本宮がある場所に遷座したようです。
禊(みそぎ)の川でしたが、和泉式部の歌と重なり「思ひ川」と呼ばれるようになったようです。
橋を渡った先には奥宮の参道が続きます。
奥宮 神門
いつ頃の建物なのか分かりませんが朱色の綺麗な門です。
状態も良さそうで、それほど古い感じはしません。
貴船神社は有名な割には建物に関する情報が少ない感じがしますね...。
ここから先が奥宮の中心部になります。
奥宮 連理の杉
別々の木である、杉と楓が重なって一つになった不思議な神木です。
奥宮 拝殿
拝所の前にある建物で、祭祀の時に使用される建物です。
結構、古そうな感じがしますが、こちらもいつ頃の建物なのか良く変わりません。
拝殿の奥に拝所があり、参拝を待つ行列が出来てます。
奥宮 拝所と御船形石
奥に見えるのが本殿ですが、その手前に拝所があり、この角度からだと本殿の屋根しか見えません。 予想以上に人が多く、カメラを持ってウロウロし難い雰囲気だったので少し離れた場所から1枚だけ撮影しました...。 手前にある石積が御船形石です。
奥宮の御祭神は本宮と同じ高龗神(たかおかみのかみ)です。
本殿の下には「龍穴」があると言われてます。 2011年に本殿を解体修理した時は、龍穴を見ないように特別な神事が行われたとの事。
奥宮 御船形石
石積の前の様に行くと船のように細長く積まれている事が分ります。
神武天皇の母、玉姫依が黄色い船に乗ってこの地に来た時に、人目につかないように小石を積んだのが御船形石と言われてます。
御船形石を囲む小石も持ち歩くと航海安全の御利益があると言われてます。
この周りも人が多かったですね...。
縁結びの御利益がある貴船神社ですが、「丑の刻参り」発祥の地との言い伝えも...。
「良縁」と「怨念」。 話が微妙に繋がっていて、少し怖いですね...。
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://hiros-info.asablo.jp/blog/2026/01/11/9854998/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。






















コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。