附属自然教育園 ― 2012年12月08日
東京都目黒区にある国立科学博物館附属自然教育園。
江戸時代では増上寺の管理下にありましたが 1664年に松平讃岐守頼重(徳川光圀の兄)の下屋敷になりました。
明治時代には火薬庫として海軍管理下におかれましたが、戦後、昭和24年に文部省の管理となり、国立の自然公園として一般に公開されました。
紅葉シーズンですが、庭園のような混雑はありません。 都内で紅葉を観るには穴場的な場所かもしれません。 園内の面積は6万坪あり、かなり広く感じます。 写真は一番最初に通る事になる、路傍植物園です。
水鳥の沼
あまり日の当たらない薄暗い沼ですが、この沼には多くの水鳥がやってきます。
水鳥の沼から武蔵野植物園方面へ歩いていきます。 紅葉が非常に美しいです。
武蔵野植物園
自然教育園には3つの植物園があり、2つ目の植物園、武蔵野植物園に到着しました。 詳しい事は解りませんが、名前から察すると、武蔵野周辺の植物を観る事ができると言った所でしょうか。
森の小道
湿地の脇を通る「森の小道」です。 この道の先が水生植物園になります。
水生植物園
最後の植物園、水生植物園に到着しました。 池には歩道となる橋が掛けられています。
ひょうたん池
文字通り、ひょうたんの形をした池です。 こちらの池にも多くの水鳥が訪れますが、池が広いので、水鳥の写真を撮るにはそれなりの望遠レンズが必要です。
物語の松
遊歩道の右側にあるのが「物語の松」です。
この松は、松平讃岐守頼重の下屋敷だった頃の名残と言われています。 ひょうたん池周辺は、かつて回遊式庭園だったと考えられています。
整備された庭園と違い、自然に近い感じの紅葉を楽しむ事ができます。 シーズン中でも空いているのがこの公園の良い所だと思います。
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