東京都 永青文庫、新江戸川公園2017年01月15日

永青文庫は東京都文京区にある博物館です。 「仙厓ワールド」が開催中だったので観に行ってみる事にしました。
永青文庫があるこの場所は細川家の屋敷があった場所で、現在は旧細川侯爵が事務所として使用していた建物を博物館として公開しており、細川家に伝わる美術品が展示されています。
仙厓は江戸時代後期の書画で有名な禅僧です。 とにかく「ゆるい」画風なので気楽に楽しめるのでお勧めです。 細川家は多くの仙厓の作品を所有していた事からこのような特別展が開かれたようです。

永青文庫の最寄り駅は都営荒川線の早稲田駅なので、東京で現存する唯一の路面電車で向かいます。 バスと電車の中間のような乗り物で、ローカル線かと思いきや、予想以上に混んでました。 路面電車なので踏切の無い場所もあり、少々、危うさを感じます...。
都電荒川線

松聲閣
早稲田駅からしばらく歩くと新江戸川公園に到着。
公園の一角にあるこの松聲閣は大正時代の建物で、細川家の学問所として使用されていました。 現在は会議室として利用可能なようです。
新江戸川公園・松聲閣

梅が咲き始めてました。 今年の開花は早そうです...。
新江戸川公園・松聲閣

当日は冷え込んでいた為、公園の池も氷ついてました。
公園のあるこの場所は江戸中期以降は旗本の屋敷として使用されており、幕末期には細川家の下屋敷として使用されてました。
永青文庫

新江戸川公園

新江戸川公園

第二次大戦後、所有者が東京都に変わると公園として整備され、その後文京区に移管されました。 庭園は明治の頃の面影を今でも残してます。
知名度は低いと思いますが立派な公園です。
新江戸川公園

新江戸川公園

新江戸川公園

明治27~28年頃の御用絵師の作品にこの十三重塔は描かれており、その頃からこの場所にあったようです。 昔から存在する建造物に時間を超えて自分が接しているのは不思議な気分です。
新江戸川公園・十三重塔

永青文庫
新江戸川公園の奥にある丘を登って永青文庫へ向かいます。
永青文庫

森の中に白い建物が見えてきます。 ここが永青文庫です。 気が付かずに一度、素通りしてしまいました。
建物は昭和初期の頃に建てられた物ですが、外装が綺麗なせいか古さは感じません。 ただ、細かく区切られた窓枠を見ると、年代の古さを感じさせます。
永青文庫

永青文庫

あまり知られていない庭園と博物館ですが、なかなか良い場所でした。 東京の真ん中にこんな場所があったとは...。


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