東京都 穴八幡宮、放生寺2017年01月15日

永青文庫からの帰り道、東京メトロの早稲田駅の方まで少し散策してみる事にしました。 その途中で見つけたのが穴八幡宮です。
正直、初めて聞いた名の神社で、そのまま素通りしようと思ったのですが、屋台まで出ていて、続々と人が吸い込まれていく所を見て気になったので立ち寄ってみる事にしました。
穴八幡宮

光寮門(隋神門)
扁額に「光寮門」と書かれていた門で、当日は混雑しすぎて何の門か分からなかったのですが、どうやら隋神門だったようです。 詳しい事は判りませんが、見た感じ、それほど古い建物には思えません。
参道は屋台がびっしりと並んでいるので非常に混雑してます。
入口から階段を結構登るのですが、どうやらこの辺りは前方後円墳だったみたいで、人工的な山の上に神社が建っている神社のようです。
穴八幡宮・光寮門

穴八幡宮・光寮門

本拝殿
1062 年に源義家が前九年の役の後、この地に兜と太刀を奉納し、八幡神を祀ったのが始まりのようです。 「穴八幡宮」と呼ばれるようになったのは 1641 年に山裾を切り開いていた時に見つかった横穴から阿弥陀仏が出た事がきっかけのようです。
穴八幡宮・本拝殿

本拝殿で参拝するにも少し並びましたが、その横にある長い行列が気になります。 この列は先ほどの隋神門の先まで続いてます。
後で知ったのですが、この神社は金運で有名な場所で、冬至~節分までの間にもらえるお札があるらしく、恐らくその順番待ちだったのだと思います。
穴八幡宮・行列

布袋様
参道の屋台が一カ所だけ途切れている場所があり、その先にあった布袋様です。 擦ると金運を持ち帰れるとの事なので、自分も擦ってきました。
沢山擦られているのでお顔とかがスベスベです。
穴八幡宮・布袋様

混雑を避ける為に脇の階段から降りた所、隣のお寺もお祭り状態だった事に気が付きます。 「一陽来福」の提灯が沢山並んでます。 どうやら冬至から授与している穴八幡宮の金運のお札の事を「一陽来福」よ呼ぶらしいです。
放生寺

穴八幡の別当寺として開創されたお寺で、明治の神仏分離令によって現在のように分けられましたが、その前は同じ敷地内にあったようです。
例えば、本尊である聖観世音菩薩を安置する観音堂は、穴八幡宮の拝殿近くにあったようです。
寺の名前に使われている「放生」とは、鳥や魚を山や池に逃がしてやる行為の事で、日常生活における殺生への供養として行われるようです。
放生寺・本堂

神変大菩薩
元の名は役の小角または役の行者と名乗られたそうで、野山を駆け巡って修業していたらしいです。 その事から、足腰の弱い方を救ってくださると伝わっています。 徳川家との繋がりが深い寺だったようで、よく見ると葵の紋が付いてますね...。
放生寺・神変大菩薩

駅から目立たない場所にあるせいか、穴八幡宮と比べるとどこかひっそりしている場所です。
放生寺


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