日光 東照宮・奥宮 ― 2017年07月15日
奥宮は東照宮の本殿のさらに奥にある、家康の墳墓の上に建てられた宝塔で、家康の墓所とも言える場所です。
急な階段を登る上、これと言って豪華な建物がある場所ではありませんが、足腰に問題が無ければ折角なので頑張って登ってみましょう。 なお、夏場は熱中症対策として飲み水を持っていく事をお忘れなく...。
祈祷殿、坂下門
左側にある建物が祈祷殿で、結婚式などが行われたりします。 (世界遺産で結婚式って凄いですね...。)
右側の長屋風の部分が坂下門で、ここが奥宮への入り口になります。 この門の上に有名な国宝「眠り猫」があります。
こちらが坂下門の上にある「眠り猫」。 ものすごく小さいです...。
左甚五郎作とされています。 裏側に雀が彫られており、「猫も寝るほどの平和」を表しているとか...。 修復された後なので綺麗ですね..。
奥宮へは207段の階段を登る事になります。 夏場はちょっとキツイですね...。
あと、周りが杉の木なので、花粉症の季節も危ないかも知れないですね...。
昔は将軍しか入れない場所だったので、現代は本当に自由になりました。
御宝蔵
階段を登り終わると御宝蔵が見えてきます。
1654年に建てられた胴瓦葺きの建物で、朝廷から家康や東照宮に送られた書簡などが収められていたようです。 今でも使われているのでしょうか?
御宝蔵の側にいる狛犬。 松平正綱、秋元泰朝が奉納した物らしいです。
二人は 1636年の日光東照宮の造営に深く関わっていました。
奥宮拝殿
建立されたのは 1636年なのでこちらも家光の代の建築物のようです。
同年代に建てられたとしては、豪華な陽明門や本殿と比べるとだいぶ質素な感じがします。
もっとも、ここまで来れるのは本当に限られた人なので、落ち着いた雰囲気にしたかったのかもしれませんが...。
鋳抜門
1650年に建立された唐銅で鋳造された門です。 奥宮拝殿のすぐ裏側に位置します。
元々は石造りだったようで、狛犬もその時に銅製になったようです。
以前、復元された銅鐸が光り輝いていたのを見た事がありますが、この門も今でこそ緑かかった色ですが、建立当時はもっと違った印象だったのかも知れません。
奥宮宝塔
家康の遺骨が収められているとされる場所です。
宝塔は最初は木造で、その後、石造りに変わり、1683年に現在の唐銅製に作り直されたようです。 鋳抜門と同じく椎名伊豫作のようです。
こうして見ると、奥宮が現在の姿になるには、それなりの月日が経っているようです。
しかし、限られた人しか立ち入りが出来ないような場所で、門や宝塔を作り直す仕事はかなりのプレッシャーだったと思います。
唐銅は金、銀、銅の合金の事らしいので、鋳造直後はやはり光り輝いていたのか?
叶杉
樹齢 600年の古木で、祠に向かって唱えると願いが叶うとの事。
ここは行列が出来てました...。
そういえば、前回来た時も行列が出来ていたが、毎日この人数では、神様も願いを叶えるのが大変だろう..。
シックな感じの奥宮ですが、銅製の建物が多く、建立当時はもっと違った印象だったのかも知れません。 ただ、その姿を実際に見れた人物はごく少数だったと思います。
修学旅行のような団体もここまでは来ないので、東照宮の中では落ち着いた場所でした。
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