京都府 平岡八幡宮2020年11月21日

平岡八幡宮は、809年、神護寺の鎮守として大分県の宇佐八幡宮から勧請したのが始まりと伝わります。 どうやら、ここも神護寺に関係する社寺だったようです。 1407年の火災により荒廃しますが足利義満によって再興されます。

購入した JR バスの高雄フリー乗車券で、平岡八幡宮の途中下車が可能だったので京都に戻る前に少し寄り道する事にします。 観光案内にも掲載されている場所なので、他にも途中下車する人がいるかと思いきや、バスを降りたのは自分だけでした...。
平岡八幡宮・鳥居

高山寺よりは標高が低いのですが、参道の紅葉はだいぶ落葉してました。
参道のほとんどは砂利道なのですが、所々、赤や黄色の落ち葉で染まっていて美しかったです。 時期が合えば、もっと美しい参道なのかも知れません。
平岡八幡宮・参道

拝殿
舞殿、もしくは神楽殿かと思いましたが、色々調べてみると「拝殿」との事。
でも、実質的には舞殿としての役割もあるようです。
築年代など、詳細な情報は不明でした。
平岡八幡宮・拝殿

平岡八幡宮・拝殿

本殿
現在の本殿は 1826年に建立された物のようです。 天井には色彩豊かな44の花卉図が描かれており、「花の天井」と呼ばれています。 拝観料を支払えば、見学する事も可能なようですが、訪問当日はお参りのみにしておきました。
平岡八幡宮・本殿

平岡八幡宮・本殿

武内社
平岡八幡宮の摂社の一つです。
あまり聞いたことが無いのですが、御祭神は武内宿禰(たけうちのすくね)。 景行、成務、仲哀、応神、仁徳の5代の天皇に仕えた古代の忠臣です。 知らなかったのですが、昔はお札の肖像にも使用された事がある人物のようです。
平岡八幡宮・武内社

山の神石
江戸時代の都名所図絵にも記載されている「さざれ石」のようです。
古くから山の神として鎮座しています。 「さざれ石」は神社によく祀られてますね...。
平岡八幡宮・山の神石

貴布弥社
平岡八幡宮の末社の一つです。 御祭神は罔象女神(みつはのめのかみ)なのですが、平岡八幡宮はマイナーな神様が多いような気が..。
水の神様で、平岡八幡宮が創建された頃から祀られているようです。
平岡八幡宮・貴布弥社

若宮社
平岡八幡宮の摂社の一つです。
「若宮」とは摂社、末社として主祭神の御子(みこ)を祀る社のようで、鎌倉時代には専用の参道や鳥居もあったようです。
御祭神は誉田別命で応神天皇の別名とされる神様です。
平岡八幡宮・若宮社

神護寺がここまで影響がある大きな寺院だった事は知りませんでした。
平岡八幡宮が独立した神社になったのには明治時代の神仏分離令の影響があったようです。
だれもバスから降りなかった時は「失敗かな?」と思いましたが、歴史ある神社だったようで参拝できて良かったと思います。 それほど時間もかからな広さなので、高山寺の参拝時には立ち寄りたい場所でした。
平岡八幡宮


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