長野県 内村ダム ― 2025年07月20日
内村ダムは長野県上田市にある長野県が管理する重力式コンクリートダムです。
主な利用目的は、洪水調節、流水の正常な機能の維持、水道用水です。
本体着工は 1979年、完成は 1985年です。 昨日、見学した小仁熊ダム、北山ダム、水上ダムよりは人世代前のダムのようです。
昔から内村川は大雨が降ると洪水を引き起す事があり、上田市の人口増加に伴い水資源も枯渇してきたので内村ダムの建設が始まりました。
管理所
内村ダムのダムカードは管理所では配布してません。
ダムカードはここから少し離れた鹿教湯温泉観光協会で配布しています。
ここを見学した後、そこでダムカードを貰いました。
普通、重力式コンクリートダムの堤体は一直線な場合が多いのですが、内村ダムの両脇は少し折れ曲がっている所が珍しいです。
内村ダムの堤頂長は 265m あるので、それなりの規模ではあります。 重力式コンクリートダムの場合、自身の重量で水圧に耐えるのですが、地盤なのか地形なのか、何かしらの問題でもあってこのような形状になったのでしょうか?
鹿鳴湖
ダム湖の名称は鹿鳴湖です。 近くの鹿教湯温泉が名前の由来のようです。
鹿教湯温泉は鹿に化けた文殊菩薩が温泉の存在を伝えたとの伝承があり、江戸時代から湯治場として発展していたようです。 ダム湖の総貯水容量は 200万㎥ です。
釣りは禁止されているようで、湖畔への立ち入りも禁止されてるようです。
紅葉シーズンに来てみたい風景です。
艇庫
建物から湖面にインクラインが延びているので、この建物が艇庫だと思います。
良く見ると網場の根本が艇庫のようです。
網場は流木などのゴミ除けにダム湖に設置されている浮きを付けた網の事です。
そう言えば、網場の根本をあまり見た事が無かったですね..。
もっとも、あまり気にしなかっただけかも知れませんが...。
表面取水設備
内村ダムのメンテナンス資料を見ると「表面取水設備」の記載があるので、手前の建物が表面取水設備だと思います。
建物には「低水放流設備」のプレートが付いており、プレートには表面取水ゲート、予備ゲート、緊急放流ゲートがそれぞれ1門との記載があり、緊急放流ゲートがスライドゲートで、それ以外がローラーゲートのようです。
ダムカードに記載してあるコンジットゲート 2門は、ここの事かな?
常用洪水吐
内村ダムには 2門の常用洪水吐があり、高さと大きさが少し異なります。
右側の建物が1号洪水吐設備で、少し低い位置にある大き目の常用洪水吐で、左の少し奥にあるのが2号洪水吐設備で少し高い位置にある小さ目の常用洪水吐だと思います。
1号洪水吐設備はローラーゲートで、2号洪水吐設備がスライドゲートなので、仕組みも少し異なるようです。
今、放流しているのが少し低い位置にある 1号洪水吐。
その左隣にある溝の部分が 2号洪水吐。
2号洪水吐は、水位が高めの時に使用する補助的な物でしょうか?
堤高は 51.3m あります。 結構、高いです。
洪水吐の様子。
非常用洪水吐は自然越流式で常用洪水吐の両脇に 2門ありますが、ここからだと角度が悪くて良く見えません。
非常用洪水吐の両脇に壁があるので、常用洪水吐も良く見えませんね..。 ダムの下に行けるようなので、後でダムの下から見る事にしましょう。
ダムの下にある、内村ダム河川公園に移動しました。
ここからだとゲートの様子が良く見えます。
中央で放流しているのが 1号常用洪水吐。 その右隣に少し高い位置にある 2号常用洪水吐が見えます。 堤体上部に隙間が見えますが、あそこが自然越流式の非常用洪水吐です。
堤体内部の点検用入り口でしょうか?
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