新居関所、紀伊国屋、小松楼 ― 2015年09月24日
四国からの帰り道、一気に帰るのはきつかったので途中、静岡で一泊しました。 泊まったホテルでたまたま新居関所の存在を知ったので、帰る前に寄ってみる事にしました。
新居関所は静岡県湖西市に現存する、江戸時代の関所です。 関所の建物で現存するのは、全国で新居関所のみなので、思ったよりも貴重な建物なようです。 新居関所の設置は 1600 年と言われているので、有名な箱根の関所よりも前に建てられました。
大御門
この門は、午前6時頃に開き、午後6時頃に閉じられました。 門の手前には高札を置く広場があり、この門をくぐって関所の中に入りました。 現在の大御門は、2014 年に復元された物です。
面番所
関所が最初に設置された場所は、現在の位置よりも東にありましたが津波により移転。 1707 年の宝永地震でも建物が全壊し、翌年に現在の位置に移転されました。 現在の建物は 1855 年に建て替えられた物のようです。
番所は、書院など、いくつかの建物で構成されている感じです。
渡船場跡
1708 年に現在の場所に移転した当時は浜名湖に接しており、渡し船の船着場がありました。 埋め立てにより、その面影はありませんが、2002 年に一部が復元されました。
番所内部も見学できます。 内部は当時の様子が再現されています。
関所としての役割を終えた後の建物は、小学校や役場として使用されていました。 資料館もあるので、興味のある方は立ち寄ってみてはと思います。
旅籠紀伊国屋
共通券を買ったので、近くの旅籠紀伊国屋にも寄ってみます。
当時は関所の大御門を出た先に25軒ほどの旅籠があったようで、それなりに栄えていたようです。
紀伊国屋はこの辺りの旅籠では最大規模だったそうですが、明治7年の火災で焼失し、2階建てに建て替えられました。 (焼失前は平屋だったそうです。)
建て替えられたとはいえ、江戸時代後期の旅籠の建築様式は残っているとの事。 当時の旅籠の雰囲気を楽しみます。
風呂場には由美かおるの写真とサインが...。 そういえば、昔、こんな感じのお風呂に入っているシーンを見ましたね...。
ビジネスホテルがほとんどなので、たまにはこんな感じの和風の旅館に泊まってみたいものです。
小松楼
紀伊国屋資料館の人から小松楼の事を教えてもらったので、そちらにも立ち寄ってみます。 この辺りは、明治末期から昭和初期にかけて歓楽街として賑わっていたそうで、小松楼はその頃の置き屋の一つです。
ではさっそくお宅拝見。
置き屋という場所は、なんとなく女たちの怨念のような物を感じるので、ちょっと怖かったです。 当時の芸者の写真などが飾ってあったのも拍車をかけます。
鏡は本当に怖い...。
どんな思いでこの窓から外を眺めたのだろう..。
歓楽街として繁栄したのが、関所が撤廃された後だったのは、個人的には不思議に感じました。 宿場町として栄えていた頃の方が歓楽街としての需要がありそうに思いますが、関所の側は遊ぶ場所では無かったのかもしれません。
ほとんど偶然立ち寄った場所でしが、思ったよりも見所の多い場所でした。
最近、時間に追われる旅が多いので、ちょと見直した方が良いかな...。
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