奈良県 春日大社(若宮)2023年11月23日

春日大社の大宮を参拝した後、若宮の方にも行ってみる事にしました。
春日大社の参拝は結構歩くので、今まで大宮を参拝して帰ってました。 今回、初めて若宮を参拝します。

若宮の御祭神は天押雲根命です。 天押雲根命は、大宮の第三殿に祀られている、天児屋根命の子供です。 若宮は、1135年に奈良の総鎮守として鳥羽上皇、関白藤原忠通の願によって創建された神社です。 現在は春日大社の摂社になる神社のようです。

大宮の参拝を終えて南門から外に出ます。
この辺りの紅葉は綺麗でした。
人が入らないように無理に撮影してますが、下の方は観光客でゴッタ返しています。
春日大社・紅葉

南門付近は石灯籠がずらりの並びます。
春日大社・南門付近

春日大社・南門付近

参拝所から出たとたん、鹿がお出迎え。
そう言えば、参拝所の中には鹿がいなかったですね...。
鹿は神様の使いなので追い払ったりはしないと思いますが、鹿が中に入らないように何か対策をしているのでしょうか?
春日大社・鹿

大宮から若宮への参道を進みます。
ちょうど左側の看板辺りが本宮神社遥拝所だったのですが、気が付かずに素通りしました。
看板付近の家族連れも、参拝している訳ではなく荷物整理のような感じです..。
そのまま拝所の前を通り過ぎている人がほとんどでした。
春日大社・若宮への参道

この辺りの灯籠は少し変わった造りになってますね...。
石灯籠のようですが、明かりを灯す所が木材で出来てます。
あまり見た事が無い構造です。
春日大社・灯籠

若宮に到着。
大宮から思ったほど離れて無かったです。
正面の建物は神楽殿のようです。
春日大社・若宮

複製ですが、「春日若宮御祭図屏風」が特別公開されてました。
平安時代後期の 1136年に春日若宮おん祭が始まり、現在まで 900年近く続いています。
屏風は平安時代の芸能奉納の風景のようで、8時間も行われていたようです。
現在は、12月17日の午前0時に遷幸の儀が行われていますが撮影禁止なので私には向かないですね...。
春日大社・春日若宮御祭図屏風

神楽殿
1136年、若宮に常時神楽を奉納する御巫組織が日本で初めて作られました。
また、若宮の神楽殿は日本最古だったと考えられています。
大宮は国民全体の祈りの場でしたが、若宮は御巫が個人の願も聞いていたようです。
明治以降、若宮の御巫は、春日大社全体の所属に変わったようです。
現在の建物は 1605年に再建された物のようです。 それにしては新しく感じますね..。
春日大社・若見・神楽殿

若宮
天押雲根命を祀る神社です。
他の神社では、あまり聞いた事が無い神様です。 地上の水が良く無かったので、高天原より天津水を持ち還ったとの事ですが、これが知恵授け、芸能上達へと繋がる理由が良く分からないですね...。
ともあれ、知恵を授かりたいのでちゃんと参拝して行きましょう...。
春日大社・若宮

三十八所神社
昔は若宮神社の摂社だったようですが、今は春日大社の末社のようです。
末社にしては、かなり立派な社です。
御祭神は伊弉諾命、伊弉冊命、神日本磐余彦命です。 神日本磐余彦は神武天皇の事なので、末社でも立派な社なのが頷けます。
発明、起業の御利益があるとの事。
春日大社・三十八所神社

金龍神社
御祭神は金龍大神です。
ここは、後醍醐天皇にゆかりがある神社のようです。
後醍醐天皇が倒幕を目指して挙兵した時、春日大社に立ち寄り鏡を奉納して天下安泰を祈願したのが金龍神社だったようです。
また、ここはお百度参りをする人もいるみたいですね..。
春日大社・金龍神社

しかし、春日大社は摂社、末社が多すぎますね...。
体力的に限界だったので、紀伊神社の方は行きませんでした...。
ここから奈良駅までがまた遠い..。
春日大社


コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://hiros-info.asablo.jp/blog/2023/11/23/9675498/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。