埼玉県 秩父4ダム 二瀬ダム ― 2022年10月30日
二瀬ダムは 1954年に着工、1961年に完成した重力式アーチコンクリートダムです。
他の秩父4ダムは 1990年代に建造されていますが、その中で二瀬ダムは建造してから60年も経つ古いダムです。 洪水調節、灌漑、発電が主な役割で、大きさは、堤高 95m、提頂幅 288..5m、総貯水容量 2,690万㎥ です。
二瀬ダム管理所
滝沢ダムからは大体、20分程度で到着しました。 二瀬ダム駐車場にバイクを停めて、まずは管理所でダムカードを入手します。 二瀬ダムで四つのダムカードが揃ったので手作りダムカードも貰いました。 カードには番号が振られており、No.25260 でした。 大体、2万5千人目と言った所でしょうか? 著作権の問題もあるので、どんなカードかは実際に入手してみてください。
駐車場から二瀬ダムが良く見えます。
表面がブロックを積み上げたような独特な模様です。
重力式アーチコンクリートダムとは、重力式コンクリートダムと、アーチ式コンクリートダムの両方の特性を併せ持つダムのようです。
距離が少し離れている事もあり、下流側から見ると意外と平面的に見えてしまい、アーチ式とは気が付きませんでした。
ダム上部に緑色のクレストゲート4門がよく見えます。 非常用洪水吐きとして使用しているゲートですが、試験以外で解放した事は無いようです。
ダムの中間やや下の方に見える大きな2つの四角い穴がコンジットゲート2門です。
このゲートは水深 69m と深い場所にあり、戦艦大和を建造した造船所が制作した大規模高圧ラジアルゲートが使用されています。 ここが常用洪水吐きです。
コンジットゲートの横に見える少し小さ目の丸い穴がハウエルハンガーバルブです。 ここは農業用水放流用のゲートで、水の勢いを分散して放流する仕組みです。
秩父湖駐車場
二瀬ダム駐車場からダムに行くには国道 140号を歩く必要がありますが、交通量が多いので歩くのは止めときました.....。 また、ダムの上も1車線の細い道路で、歩くのはちょっと危なそうです。
また、二瀬ダムを渡った先に有名な三峯神社があるので、交通量が非常に多いです。
なので、ダムの先にある秩父湖駐車場にバイクで移動して、湖側からダムを眺めてみる事にします。
秩父湖
秩父湖は、二瀬ダムによって作られた人工の湖です。
「秩父湖」の名称は、秩父宮妃によって命名されました。 周辺にはニホンザルやホンドジカなどの大型哺乳類も生息しているようです。
メンテナンス中でしょうか? 極端に水位が下がっています。
湖側からダムを見ると、アーチ状なのが良く分かります。
湖の水位が、クレストゲートのだいぶ下の方です。 普段からこんなに水位が低いのでしょうか?
これ以上水位が下がると発電に影響しそうです。
もうちょっと時間に余裕があれば三峯神社に行ってみたかったのですが、道路が混むと面倒なのでまた今度にします。 あとは、周辺の歩道をもう少し広くして欲しいですね...。歩くのが怖い...。
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