静岡県 川奈ステンドグラス美術館 ― 2024年04月27日
川奈ステンドグラス美術館は、静岡県伊東市川奈にあるステンドグラスを展示する美術館です。 礼拝堂のような館内に、19世紀~現代までのステンドグラスが展示されています。
また、館内ではアンティークオルゴールやアンティークパイプオルガンの演奏も行われています。 以前、那須ステンドグラス美術館に行った事がありますが、そちらは館内撮影NGでした。 こちらは撮影OKなのでありがたいです。
駐車場の広さも十分です。
バイク用の場所が不明だったので、車用の駐車スペースに停めされてもらいました。
建物は、英国貴族の館「マナーハウス」をモチーフにしているとの事。 マナーハウスとは、英国貴族が自身の荘園に建てた住居で、社交場的な役割もありました。
この美術館周辺だけ別の国のような雰囲気です。 では、受付を通って中に入りましょう。
「Our Lady」
これは 1900年代にフランスで作られた作品です。
聖母マリアが幼子イエスを抱く「聖母子像」をモチーフにしています。
「聖母子像」は、宗教画として絵画では良く見かけますね...。
何処かの教会にでも使われていたのでしょうか?
館内は理屈抜きに美しいです。
ステンドグラスだけでなく、照明や家具も合わせて展示されています。 館内のソファーは座っても良いみたいですが、汚すのが怖くて座れないですよね...。
時間に余裕がある時に、ゆっくりと見学したい場所です。
セント・ミッシェル礼拝堂
ちょうどパイプオルガンの演奏が始まる所だったので、セント・ミッシェル礼拝堂の方に移動します。 座席に腰かけ、しばし演奏を静かに聴きます。 パイプオルガンの音はあまり聴く事が無いのですが、心地良い音色です。
なお、演奏中は撮影出来ないのでご注意を...。
セント・マリーズ礼拝堂
こちらでは、アンティークオルゴールの演奏を聴く事が出来ます。
オルゴールはコインを入れると演奏を開始する仕組になっており、ジュークボックスのような存在だったのかと思います。 もっとも、最近はジュークボックス自体を見かけた事がありませんが...。
古いオルゴールの原板も入手が困難でしょうし、演奏できる状態を維持するのも大変でしょう..。 そもそも、国内で古いオルゴールの原板の複製は出来るのでしょうか...。
眠れるものを見守るイエス
こちらは破損したステンドグラスの一部、約 2000ピース組み合わせて川奈ステンドグラス美術館の為に新たな作品として制作した物です。
こうした方法でも古いステンドグラスが少しでも残ると良いですね...。 古い建物と共にステンドグラスが失われるケースも多いのかも知れませんね...。
神の聖心
作品はもっと大きな物で、その一部をクローズアップした物です。 非常に繊細な造りです。
この部分は茨が巻き付いたイエスのハートで、左には剣が刺さったマリアのハートが描かれている作品です。
宗教的な作品が多いですね...。
現在でも工房は存在するとは思うので、違ったモチーフの作品が見てみたいです。
しかし、本当に美しいです。
建物の外観も見て行きます。
ここだけ別世界ですね..。 日本では無いみたいです。
写真には写ってませんが、左側にはプールがあります。
どうやら、1日1組限定でナイトプールとして貸切る事ができるようです。
夜にここのプールを開始切るのは贅沢ですね..。
混雑してたので入りませんでしたが、館内にはカフェやレストランもあります。
普通に寛ぐ目的だけで来ても良さそうな場所です。
伊豆方面に行った時には、また立ち寄りたい場所です。
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