善光寺2012年05月05日

善光寺は長野県長野市元善町にある無宗派の寺院です。
はっきりとした創建時期は解っていないようですが、発掘資料などにより7世紀後半にはこの地にかなりの規模の寺院が存在していたそうです。

山門
1750年建立の2層建ての門です。 「善光寺」の文字が書かれた額は「鳩字の額」として有名で、3文字の中に鳩が5羽隠されています。 山門の2階は拝観可能です。 内部では山門本尊の文殊菩薩像、四天王像、四国八十八ヶ所霊場御分身仏などを観る事ができます。
善光寺・山門

善光寺・三門

本堂
実は、善光寺の本堂は十数回の火災に遭っています。 
現在の本堂は 1707 年に再建された物で国宝に指定されています。 本尊である、一光三尊阿弥陀如来をお祀りしています。
善光寺・本堂

善光寺・本堂

鐘楼
梵鐘は1667 年に鋳造されましたが、建物は1853 年に再建された物です。
6本の柱で立てられているのは、南無阿弥陀仏の6文字にちなんでの事だそうです。
善光寺・鐘楼

経蔵
建立時期は 1759 年になります。 建物内には輪廻塔があり、石柱にはめ込まれている輪廻車を回すと諸々の苦悩を抜け出す事ができると言われています。 残念ながら、現在は屋内に入る事はできません。
善光寺・経蔵

日本忠霊殿
戊辰戦争から第二次世界大戦までの戦争で亡くなった英霊を祀る霊廟です。
建立は明治30年なので比較的最近です。 現在の姿になったのは昭和45年の改装によるものだそうです。 建物内には善光寺資料館があります。
善光寺・日本忠霊殿

彫刻如来像
親鸞聖人は善光寺に100日間滞在されたとの言い伝えがあり、この中には親鸞聖人が爪で彫ったと言われている如来像が収められています。
この如来像は眼病に良く効く仏様として古くから信仰されています。
善光寺・彫刻如来像

大勧進・大門
大勧進の住職は「貫主」と呼ばれ、善光寺の住職を兼ねるそうです。 また、貫主は比叡山延暦寺より推挙される慣習になっているそうです。
大勧進

大勧進・護摩堂
大勧進・護摩堂

大勧進・萬善堂
大勧進・萬善堂

釈迦堂
釈迦堂の本尊は等身大の釈迦涅槃像(横に寝ている像)です。 釈迦涅槃像が作られたのは鎌倉時代と伝えられています。
善光寺・釈迦堂

朝早いとバイクが止められる駐車場の係員が不在であせりました。
通りかかりの近所の人が「止めといて、後で払えば大丈夫だよ」と教えてもらい助かりました。 バイクの駐車場は苦労する事が多いです。