埼玉県 権現堂調節池2022年11月28日

今回訪問したのは権現堂調節池で、多目的平地ダムに分類されます。
今までのダムは山間部を堰き止めて造られたダムですが、権現堂調節池は平地にある施設です。
一級河川権現堂川を利用した貯水池で、利用目的は治水、利水になります。
1982年に本体着工、1992年に完成しました。 ローラーゲート10門で水量を調整しています。

権現堂調節池管理所
今までのダム訪問と違い、普通の街中なので交通渋滞の影響をモロに受けました。
ダムカードは権現堂調節池管理所で貰う事が出来ます。
特に展示物がある訳でも無いので、お仕事の邪魔にならないようにカードを貰ったら即退散します。
権現堂調節池 ・バイク

権現堂調節池管理所

権現堂調節池は「池」と言うよりも、「大きな川」と言った感じです。
長さは 5km もあり、流れはほとんど感じません。
権現堂川とは言う物の、利根川を引き込んで作った人工の川のように見えます。
この辺りの河川は江戸時代から治水工事が頻繁に行われていたようなので、かなり人の部分で手が入っていると思います。 調節池は「行幸湖(みゆきこ)」とも呼ばれています。
権現堂調節池

権現堂調節池


噴水口(スカイウォーター120)
ここから高さ 36.6m (120 フィート)の噴水が噴き出します。
が、訪問当日はお休み。 噴水は土日限定で、1日4回、15分ほど噴き出すようです。
権現堂調節池・噴水口

水質浄化装置
これも噴水? と、思ったのですが、こちらは水質浄化装置です。
権現堂調節池は、水の流れがほとんど無いのでアオコが大量発生する場合があります。
この装置は、オゾン発生器、イオン発生器、超音波照射装置らから構成されています。
超音波でアオコを破壊するハイテク装置のようで、調節池に17カ所設置されています。
権現堂調節池・水質浄化装置

放流ゲート
中央に見える、大きな四角い建物が行幸給排水機場。 その右側の三本足の建物が放流ゲート。
さらに右側に貯水ゲートがあるのですが、手前の管理所に隠れて見えません。
このゲートの先は中川です。
もう少し、近くまで行ってみましょう。
権現堂調節池・水門

行幸給排水機場
かなり大きな建物です。 ここで中川と調節池の間で水の出し入れをコントロールしていると思いますが、だだの制御室としては建物が大きすぎます。
中に何があるのでしょうか...。
権現堂調節池・行幸給排水機場

放流ゲートと貯水ゲート
三本足が放流ゲート。 1本足が貯水ゲートで全部で3塔あります。
貯水ゲートと言う事は、利根川以外に中川からも取水できる構造のようです。
青い部分がローラーゲートだと思われるので、貯水ゲートは閉じられているようです。
権現堂調節池・放流ゲート、貯水ゲート

入手したパンフレットを見ると、行幸給排水機場側の水門は7門。
ダムカードには10門と記載されていたので、残りは上流にある川妻給排水機場側でしょうか?
google map でバイクの停め場所が見当たらなかったので今回は行きませんが...。
権現堂調節池・放流ゲート、貯水ゲート

分類的には池ですが、やっぱ、ほとんど川ですね...。
次に来た時には 36m の噴水が見たいです。
権現堂調節池


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