北海道 納沙布岬2024年07月14日

日本 100名城、根室チャシ群の見学が終わったので、スタンプを押しにね北方領土資料館に向かいます。 北方領土資料館がある納沙布岬は日本最東端の岬で、日本 100名城を訪問している内に、とうとう日本最東端まで来てしまいました...。
納沙布岬は見所の多い良い場所でした。

根室市北方領土資料館
ここで、根室チャシ群の日本 100名城スタンプを押す事が出来ます。 根室チャシ群のスタンプは、他にも押せる場所が何か所かありますが、日本最東端到達証明書が貰えるのでここでスタンプを押す事にしました。
ようやく日本 100名城のスタンプを全て集める事が出来ました。 長かったです...。
館内には、北方四島が日本固有の領土である事を示す資料などが展示されています。
根室市北方領土資料館

北方館、望郷の家
向かって左側が望郷の家で、右側が北方館です。
北方館は北方領土問題の経緯や返還活動などについて展示しており、望郷の家は戦前に島で生活していた人々の資料が展示されています。
終戦時、北方領土には日本人約 1万7千人が生活していました。
北方館、望郷の家

望郷の家

望郷の家の2階には、北方領土を観察する為の双眼鏡が設置されています。
想像以上に良く見えるので、スマホで覗いて撮影してみました。
多分、7km 先の歯舞群島 水晶島だと思います。 正直、びっくりする位、建物が何も無いです...。 人が生活しているのでしょうか?
歯舞群島・水晶島

四島のかけ橋
高さ 13m、幅 35m もある巨大なモニュメントです。
北方4島の返還を祈願して、1981年に募金によって建てられました。
中央の火は「祈りの火」で、1972年に祖国復帰を果たした沖縄南端の波照間島で着火してここまで運ばれました。
納沙布岬・四島のかけ橋

納沙布岬・四島のかけ橋

希望の道
日本全国から寄せられた石を敷き詰めた島への道です。
こちらも返還の願を込めたモニュメントです。
納沙布岬・希望の道

希望の鐘
北方領土の返還を願う鐘です。
納沙布岬・希望の鐘

寛政の蜂起和人殉難墓碑
先ほど訪問した根室チャシ群の歴史に出てくる、「クナシリ・メナシの戦い」で殺された和人 71人の慰霊碑です。 1812年に造られた古い石碑で、1912年に納沙布岬近くの珸瑶瑁の浜で発見されました。 珸瑶瑁の墓地の入り口に建てられてましたが、1978年に現在の場所に移されました。
石碑の裏にはアイヌ民族が不意に襲ってきたと書かれてますが、実際には和人による非道が原因です。 当時の歴史認識が伝わる貴重な史料と言えます。
納沙布岬・寛政の蜂起和人殉難墓碑

返せ北方領土 納沙布岬の碑
ここには、北方領土の各島の方角と距離が書かれています。
今日は少しガスってますが、天気が良ければもっと良く見えたのかも知れません。
返せ北方領土 納沙布岬の碑

納沙布岬の先端にある灯台が見えます。 岬の先端の方にも行ってみましょう。
先端部分にも駐車場はありますが、荷物の積み直しが面倒なので、そのまま歩いて向いました。
納沙布岬

北方領土奪還祈願石碑
カエルに囲まれた石碑です。
何でカエルなのか分からなかったのですが、北方領土が「帰る」に掛け合わているようです。
カエルが増えてるのかな?
納沙布岬・北方領土奪還祈願石碑

納沙布岬灯台
本土、最東端の灯台です。
1872年に北海道で最初に設置された灯台で、当時は木造でした。
1930年に現在のコンクリート製に改築されました。 照明の光源は、石油、アセチレンガス、電力へと変化してますが、四等レンズは当時のままです。
現在は全て自動化され、無人で運用されている現役の灯台です。
納沙布岬灯台

灯台の反対側に行ったら、こんな感じの野鳥観察小屋がありました。
恐らく、ここが、本土最東端の建物だと思います。
せっかくなので、私も中から北方領土を偵察してみました。
納沙布岬灯台

300mm ではこれが限界。
こちらは多分、歯舞群島の水晶島。 さきほど望郷の家の双眼鏡で眺めた方角です。
歯舞群島・水晶島

薄っすらと見えるのが国後島(多分)。
流石に、この距離では建物などは識別できないです。 でも、島の存在は識別できます。
距離が非常に近い事が分りますね..。
国後島

根室に滞在できるのもあと数時間...。
寄り道しながら釧路に戻る事にしますか..。


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