江戸東京たてもの園(4) ― 2012年12月16日
今回は東ゾーン
東ゾーンは、明治~昭和初期の建物を中心に昔の下町の雰囲気が味わえるエリアです。
東ゾーンは、明治~昭和初期の建物を中心に昔の下町の雰囲気が味わえるエリアです。
子宝湯
1929 年(昭和4年)に足立区千住で開業した銭湯を復元したものです。 内部は昭和30年頃の様子を再現しています。 最近は、このような銭湯はほとんど存在しないので、ちょっと懐かしい感じがします。
鍵屋(居酒屋)
台東区下谷にあった居酒屋です。 1856 年に酒問屋として開業し、1949 年(昭和24年)に居酒屋として営業を始めました。 2階部分は大正時代に増築された物で、店内は 1970 年(昭和45年)頃を再現してます。
仕立屋
明治12年(1879 年)に文京区向丘に建てられた民家でした。 昭和初期は仕立屋、戦後は八百屋として使用されていました。 内部を大正期の仕立屋の仕事場として再現しています。
小寺醤油店
昭和8年(1933 年)に、港区白金に建てられた酒屋でした。 当時は酒屋で味噌や醤油を販売する事も少なくなかったそうです。
奥の倉では当時の醤油販売に関する資料なども展示されています。 昔の醤油は量り売りしていたそうです。
万徳旅館
江戸時代末期~明治初期頃に青梅市西分町の青梅街道沿いに建てられた旅館です。 古い建物ですが、平成5年頃まで実際に営業していたそうです。
建物内は昭和25年頃の再現ですが、もっと古い年代かと思いました。
川野商店(和傘問屋)
大正15年(1926 年)に江戸川区南小岩に建てられた建物です。
川野商店は明治5年頃まで和傘を製造しており、その後、昭和20年頃まで、仕入、販売を行っていました。 店内は昭和5年頃の問屋業を営んでいた頃の再現になります。
和傘は本当に見かけなくなりましたが、何とか残したいものです。
武居三省堂(文具店)
昭和2年(1927 年)に千代田区神田に建てられた文具店です。
店内はかなり狭いですが、地下室があり、そこで荷解きや荷造りを行っていたようです。 この建物は看板建築と言われる物で、震災後に多く建てられました。 三省堂って最初は文具屋だったのでしょうか?
花市生花店
昭和2年(1927 年)に建てられた看板建築です。 防火対策として銅板が張られています。 生花店として使用されており、平成3年まで実際に営業していました。 店内は昭和30年代の再現ですが、以外と今風です。
村上精華堂(化粧品屋)
洒落た感じのこの建物は、昭和3年(1928 年)に台東区池之端に建てられた化粧品店です。 奥の土間で化粧品の製造を行い、卸売りや小売りをしていたそうです。
東ゾーンは、昭和初期の雰囲気がなかなか良いです。 脇道も、結構、リアルに再現されており、よく出来ています。
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